「肝心」と「重要」の違いとは?分かりやすく解釈

「肝心」と「重要」の違い違い

この記事では、「肝心」「重要」の違いを分かりやすく説明していきます。

「肝心」とは?

「肝心」とは「肝臓」「心臓」を合わせた言葉で、人間の体にとって極めて重要な部位であるという意味合いから、「特に大切なこと」「非常に重要なこと」という意味で使います。

また「肝心」を強調した言葉に「肝心要(かんじんかなめ)」があります。

「なんだって最初が肝心なのだ」「そんな肝心なことを忘れるなんてありえない」などと、使います。


「重要」とは?

「重要」とは「物の根本に関わっている」「非常に大事で大切」といった意味があります。

例えば「重要参考人」といった言い方をしますが、これは犯罪について、非常に大切な情報を持っている、根本に関わっているとされる対象者を言い表す言葉です。

捜査の対象者のうち、特に目を付けられる人、被疑者ということになります。

「重要人物」「重要書類」「このことは重要な意味を持つ」「重要性に、まだ誰も気がついていない」などと、使います。


「肝心」と「重要」の違い!

「肝心」「重要」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は「非常に大切なこと」という意味で同義語と言っても差し支えないでしょう。

ただ「重要書類」のことを「肝心書類」などとは言いませんので注意が必要です。

「肝心」とは特に大切なこと、という意味で使う言葉です。

この意味の他に別の意味合いはありませんので覚えておくといいでしょう。

「重要」は非常に大事で大切なことという意味の他に「物の根本にかかわっていること」という意味があります。

仕事などにおいて大事とされることは「重要」を使って言い表します。

「重要な書類」「重要人物」「重要視している」などと使います。

今あげた言葉は「肝心」という言葉で置き換えることはありませんので、混同しないようにしてください。

まとめておきますと「肝心とは特に大切なこと」「重要とは物の根本にかかわっていること、非常に大事、大切なこと」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「肝心」「重要」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「肝心」「大事なこと」という意味で会話などでよく使います。

それぞれの言葉の意味を正しく理解してふさわしい方を選び使ってください。

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