「自覚」と「自認」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「自覚」と「自認」の違い違い

この記事では、「自覚」「自認」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自覚」とは?

「自覚」には2つの意味があります。

一つは、自分がおかれている状況・立場、自分の価値・能力などをはっきりと理解することです。

最近、さっき言われたことをすぐに忘れてしまうことや、物を置いた場所を忘れてしまうことが増えました。

このようなことがあると自分で知っています。

これは「物忘れを自覚する」と表現することができます。

忘れたということをわかっていない人もいます。

これは「自覚」できていないといえます。

30歳を超えると、何もせずにいれば1年で1%ほどずつ筋肉量が減少をしていきます。

わずか1%なので、筋肉が減っていることを自分で知ることは難しいです。

もし、筋肉が減っていると自分でわかっているなら、これは「自覚」しているといえます。

もう一つの意味は、仏語で、自ら迷いを断って悟りを開くことです。


「自覚」の使い方

自分自身のことを自分ではっきりと知ることを指して使用します。

自分の状況・立場・価値・能力などについていいます。

他人のことを自分が知ることには使用しません。


「自認」とは?

自分で認めるという意味です。

自分で自分のことを確かにそうだと判断することをいいます。

さつまいもが大好きという人がいたとします。

自分で「自分はさつまいもの大好きなのだ」と認めていれば、これは「自認」していることになります。

他人に「あなたってさつまいもが好きだよね」といわれても、「いや、そんなことない」というなら、これは「自認」していないことになります。

この言葉は、自分で認めることを意味しており、他人に認めてもらうという意味ではありません。

たとえば、自分でさつまいもが好きだと判断していても、他人から見ればさつまいも好きではないように感じられたとします。

それでも、自分で認めているなら「自認」しているということができます。

「自認」の使い方

自分で認めるという意味で使用をします。

自分が認めているなら使える言葉で、他人が認めているかは関係ありません。

好みの傾向について使われることが多いです。

「自覚」と「自認」の違い

自分に関係する2つの言葉ですが、意味は異なります。

「自覚」は自分ではっきりと理解することを意味しています。

立場・状況・価値・能力などについていいます。

「自認」は自分で認めることを意味しています。

「自覚」の例文

・『自覚症状はない』

・『あの人は自覚できているのだろうか』

・『しっかりと自覚してください』

・『筋トレによる変化を自覚している』

「自認」の例文

・『アニメ好きだと自認する』

・『美少女を自認する○○さん』

・『○○のファンだと自認している』

・『不器用だと自認している』

まとめ

自分にかかわる2つの言葉ですが意味は異なり、一方は自分ではっきり知ること、もう一方は自分で認めることを意味しています。

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