この記事では、「ザク」と「グフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ザク」とは?
「ザク」は、ジオン公国軍が実践に投入した人の形を模した戦闘用ロボットです。
実は、「ザク」は戦争用に製造した戦闘用ロボットですが、人間と同じように細かな作業を可能とする戦闘機体として作られました。
その上で、「ザク」はモビルスーツの製造競争において2つの会社がコンペで制作に当たり、製造権を勝ち取ったのがジオニック社という会社になります。
そして、製造競争に敗れたモビルスーツを作ったのはドムで有名なツィマッド社で空中分解をしてしまったヅダが知られています。
なお、このロボット群がジオンの主力となったのは、ミノフスキー粒子の発見が大きく、この粒子がレーダーの効果を阻害するが故、目視化でしか戦闘行為ができなくなるということから人の形を模したロボットで目視による近接戦闘を行うことが有効であるとの考えの結果、地球連邦軍を騙す形で、作業用土木ロボットという形でモビルスーツの研究を続けた成果が、「ザク」です。
逆を言えば、作業用、土木ロボットを製造しますという案を地球連邦側が軍事利用できるのではないかと気が付いていれば、「ザク」は生み出されなかった可能性もあります。
「グフ」とは?
「グフ」は、汎用性が高い、「ザク」を地上戦闘用のみに着目して作り上げなおしたモビルスーツです。
その為、地上戦を得意としており、宇宙においては全くの適性を持たないモビルスーツになります。
「ザク」との違いはエンジン出力が1. 5倍も向上している点にあり、かつ武装のバリエーションが「ザク」と共通である点です。
無論、プロトタイプの「グフ」は如何に接近戦において瞬間火力を生み出すかをコンセプトにしたが故、残念ながら、「ザク」の武装を使用することはできなくなっていますが、プロトタイプ以降は、「ザク」との武装を強要可能となっています。
「ザク」と「グフ」の違い
「ザク」とグフ」の違いは、宇宙適正を持つ汎用機体であるか、地上のみが適正機体であるかです。
ガンダムという作品は、宇宙戦闘も戦争行為で洗浄となるエリアであるため、宇宙にも適合したものが「ザク」で「グフ」は地上戦闘においてのみ適合しているため、残念ながら、宇宙においてはスラスターなどの期待を安定させる装備の出力が異なります。
無論、「ザク」も一度宇宙用に部品をつけなおすなどをしないと宇宙に適応しませんが適応するエリアの広さは「ザク」が上です。
まとめ
「ザク」と「グフ」の違いにおいては、主戦となる戦場が違います。
というのも、「ザク」は安価で製造可能というだけあって寄せ集めでも機能するモビルスーツで、水陸両用機がジオンにはあるにも関わず、「ザク」に水陸両用機の仕事を与えようという無茶ぶりまでされています。
これは、ザクの方が信頼できるうえで安価であるということからあえてザクに水陸両用機の仕事を割与えられたというので、「グフ」にはそのような仕事を割り当てられていません。
その結果、生まれたのが「アッガイ」であれは実は「ザク」を流用することで生まれた機体で実質中身はザクの水陸両用機になります。