「ミーハー」と「にわか」の違いとは?分かりやすく解説

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「ミーハー」とは?

「ミーハー」とは、今まで全く興味の無かった事柄や人物などに対し、世間の流行りに乗って急に熱中するような人に対して使う言葉です。

例えば、サッカーのワールドカップが行われた時に、それまでサッカーには全く興味の無かった人が、ルールもろくに分からないのに、急にユニフォーム姿になって応援し出したりするのがこの「ミーハー」です。

その為、周りに乗せられやすい人に多く、上の例では、本当のサッカーファンからはあまり歓迎されないのは言うまでもありません。

「にわか」とは?

「にわか」とは、何かを急に好きになったものの、すぐに醒めてしまうという意味で使います。

急に好きになるという点では、上の「ミーハー」と似たところがありますが、それが世間の流行りなどからではなく、自分なりの理由や特に理由もなく、突然そうなるところが違いです。

この「にわか」「ミーハー」とは違い、一般的な使い方もできる言葉です。

そのような代表的な使い方が「にわか雨」で、突然降り出し、すぐに止む一時的な雨のことを指します。

「にわかファン」と呼ばれる人も、何かを急に好きになったと思ったら、もう醒めて好きではなくなっていたということが多いです。

「ミーハー」と「にわか」の違い

先の説明のように、「ミーハー」は、世間の流行りに乗せられて急に何かに熱中する人のことですが、「にわかファン」の方は、世間とは関係なく、急に何かを好きになるという意味なのが、この2つの言葉の違いです。

また、「にわか」な人は、そのうち醒めてしまいますが、「ミーハー」の方は、まずはそこから入り、本格的にそれを好きになるという人も居るという点も違いだと言えるでしょう。

「ミーハー」の具体例

前述のサッカーの例もそうですが、世の中の流行りに乗せられるのが「ミーハー」の特徴です。

それまでは本当に好きな人だけしか集めていなかった「御朱印」(色々な神社を巡って書いてもらうものです)がテレビで流行っていると紹介された途端、急に集め出したような人も「ミーハー」だと言えるでしょう。

「にわか」の具体例

「にわか」な人と言えば、いきなり何かに熱中したと思えば、もう醒めていたという人のことなので、それまで野球場など行ったこともなかった人が、急に毎週のようにユニフォーム姿で応援に行き始めたと思ったら、もうそれをやめていたという具合になります。

「飽きっぽい人」とも言うことができるのが「にわかファン」です。

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