この記事では、「努努忘れるな」の意味を分かりやすく説明していきます。
「努努忘れるな」とは?意味
「努努忘れるな」とは、「決して忘れてはいけない」という意味を持つ言葉です。
「努努忘れるな」の概要
「努努忘れるな」とは、「ゆめゆめわすれるな」と読みます。
「努」という漢字が使用されているため、「どど」と読み間違える事もありますが、正確には「ゆめゆめ」と読みます。
「努」は「ゆめ」と読み「決して」や「必ず」と言った意味を持つ言葉で、それを2回重ねている事でより強くした言い回しになります。
そのため「努努」には、絶対にそうなってはいけないという強い意味があります。
そのため「努努忘れるな」とは、何があっても決して忘れてはいけないという意味となるのです。
「努努」は他にも、「努力努力」や「夢夢」のように当て字が書かれる事がありますが、一般的には「努努」や「努々」と使用されます。
「努努忘れるな」の言葉の使い方や使われ方
「努努忘れるな」は、忘れてはいけない事柄を相手に強く忠告する際に使用されます。
「忘れるな」という禁止語が使われ、その前に更に強調される「努努」があるため、忘れてはいけない事は非常に強く忠告しています。
「努努」の後ろにつく言葉は、基本的には禁止語となるため、「忘れるな」以外の禁止語も付け加える事ができます。
例えば、「努努疑うな」や「努努触るな」などと使用できます。
「努努」事体には他にも「少しも」という意味も持ち、「努努考えもしない」となれば、少しも考えもしなかったという意味となります。
「努努忘れるな」を使った例文
・『昨日覚えた事は、今後非常に重要となるので努努忘れるな』
・『先輩に努努忘れるなと言われたので、絶対に忘れないようにしなければならない』
・『努努忘れるなと忠告されたばかりであったが、果たして憶えていられるか心配である』
「努努忘れるな」の類語や言い換え
「努努忘れるな」の「努努」については、いくつかの類語が存在します。
その中でも分かり易い言葉としては「努努」の元々の意味である「決して」や、強調された言い方である「断じて」などがあります。
これらは「努努」と同様、強く禁止や否定する際に付け加えられる言葉となっており、こちらの方が日常会話で耳にする機会は多いのではないでしょうか。
まとめ
「努努忘れるな」とは、「決して」を意味する「努努」が付け加えた事により、さらに強調して決して忘れないようにという意味を持った言葉です。
「努努」の後に付け加えられる言葉に関しては「忘れるな」以外にも様々な言葉があります。
一般的には禁止語が付け加えられるのですが、全ての禁止語について否定をさらに強調した言葉になります。
日常会話などで「努努」とあまり使用される機会はありませんが、禁止語についてさらに強調される言葉である事を覚えておくとよいでしょう。