「及第点」と「合格点」の違いとは?分かりやすく解釈

「及第点」と「合格点」の違いとは?違い

この記事では、「及第点」「合格点」の違いを分かりやすく説明していきます。

「及第点」とは?

「及第点」は、話し手側が恐らく納得し得ることが可能な点で、点とありますが点数ではありません。

つまり、「及第点」は、納得できる点であり、点数のように明確に周囲にどうであるかを示す言葉ではないのです。

明確に点数で示す場合、それは「合格点」という言葉を用います。

なお、「及第点」は話し手側は納得していますが、満足のいく結果ではないため、点数で評価した場合、この程度であればよいという点数が50点だった場合、50点であることが「及第点」で人によって合格とする点数が異なります。


「合格点」とは?

「合格点」は、話し手側が対象に対して点数をつけてその点数が話し手側がふさわしいとするか否かです。

つまり、「合格点」に満たない者は話し手側からすれば落第者で話をするに値しない人物という意味になります。


「及第点」と「合格点」の違い

「及第点」「合格点」の違いは、話し手側が明確に点数という形で対象となる物に対して話をしてもよい人物であるかということを明確に示しているか否かです。

「及第点」は、納得はしていますが、実のところ、話をするにふさわしいかどうかは伏せています。

しかし、「合格点」は話をしたことについて合格をしていますので以降の話については話をするに値するものと評価したうえで話を進めます。

「及第点」の例文

・『この仕事内容は及第点だ』
この例は、かろうじて仕事の内容が合格しているというだけの例です。

「及第点」は納得していることを示し、この部分が一応合格していることに当たりますが、合格のラインがはっきりとしていないため、合格ラインぎりぎりであることも考えられます。

その為、「及第点」は、合格をしていないと人物が判断した場合、仮合格という扱いになり、以降お仕事などにおいてはお仕事を任されないことも考えられます。

「合格点」の例文

・『この仕事内容であれば合格点だ』
この例は、仕事内容に不備がなく、合格としている点にあり、明確に認められた仕事をやり通したという例です。

「合格点」は、仕事であればその仕事を認めたという扱いになり、明確に認めたことに当たるため、以降においてはお仕事であれば別のお仕事を任せる形に移行します。

まとめ

「及第点」「合格点」の違いは、ビジネスにおいては、お仕事を再度まかせようと考える分岐点に値するかどうかを示します。

「及第点」は、合格ラインぎりぎりな為、言ってしまえばお情けでお仕事をやり通したという扱いになり、新規でプロジェクトを任せるにはふさわしくありません。

一方で、「合格点」は、上司となる物が定めた上司の中にある基準をクリアしたことになり、ビジネスにおいては抜かりなくお仕事を完了したことを上司側が認めています。

この認められているか、お情けであるかが重要で、お情けの場合、再度情けをかけるかどうかは企業の状態により情けをかけない場合もあり、仕事内容を認めた「合格点」の方が次のお仕事に繋がるわけです。

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