この記事では、「鵜呑みにする」の意味を分かりやすく説明していきます。
「鵜呑みにする」とは?意味
「鵜呑みにする」とは、自分以外の第三者の発言や発信について、調べる事や考える事をする事なく受け入れてしまう事を意味します。
「鵜呑みにする」の概要
「鵜呑みにする」は、「うのみにする」と読みます。
「鵜呑み」は鳥の「鵜」が語源となっており、「鵜」という鳥は岐阜県の長良川などで行われている鵜飼が有名ですが、変わった習性を持っています。
首が長くて鋭く尖ったクチバシを持つ「鵜」は、水に潜って魚を見つけ、その魚を丸のみして喉にある特殊な器官「そのう」という場所に一時的に収めるという変わった習性を持った鳥です。
鵜飼ではそのまま魚を飲み込まないように、鵜の首に紐を巻きつける事で、完全に飲み込む前に魚を吐き出させる事で魚を捕るのです。
この鵜の魚をそのまま飲み込むという習性が「鵜呑み」の語源となり、そこから意味が転じて物の意味を理解する事なく、そのまま受け入れてしまう事という意味となりました。
「鵜呑みにする」の言葉の使い方や使われ方
「鵜呑みにする」とは、他人の発言などを自分で調べず、そのまま受け入れてしまうという意味を持つ言葉です。
例えば、自然災害などの有事の際は、多くの真意不明な情報や明らかな誤報、そしてデマなど様々な情報が入り乱れます。
その際、ひとつひとつの情報を精査し事実であるか、デマであるかをしっかりと調べなければなりません。
にも拘らず、一切自分で調べずようともせず、すぐに事実だと信じてしまう事で重要な事実や情報を逃してしまうかもしれません。
このように情報について何も調べず、すぐに受け入れてしまう事を「鵜呑みにする」と言います。
情報を「鵜呑みにする」事は非常に危険であり、悪質なデマや問題がある情報を全て真実と思い込んでしまい、それをさらに事実として他人に広めようとしてしまいます。
この場合は自分が情報源としてデマを広げる原因の一つとなる可能性があるため、情報を「鵜呑みにする」という事がないように、しっかりと情報を調べる必要があるのです。
この他にも、小さな情報や身内だけの冗談など、それほど大きな影響を及ぼさない情報についても「鵜呑みにする」という言葉は使用できます。
「鵜呑みにする」を使った例文
・『感染対策について多くのデマがあるが、情報を鵜呑みする事で間違った対策をしないように注意が必要だ』
・『私は自然災害が起きると混乱してしまうため、全ての情報を鵜呑みする事がないようにしよう』
・『彼は冗談を良く言うため、発言を全てを鵜呑みにするのはよくない』
まとめ
「鵜呑みにする」とは、他人の発言や情報などを、自分で調べる事をしずに全て受け入れてしまう事を指します。
インターネットが普及して様々な情報が簡単に得る事が出来るようになり、多くのデマや誤情報が溢れています。
そのようなデマを簡単に「鵜呑みにする」事がないように注意する必要があるでしょう。