この記事では、「気分転換」と「リフレッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気分転換」とは?
まず、最初に、「気分」(きぶん)を説明します。
「気分」とはある状況によってもたらされる、その時の心持ち。
または、からだの状態によって生じる気持ちを言います。
例文1:「今日は仕事をする気分になれない」
例文2「船酔いで気分が悪くなる」
「気分転換」(きぶんてんかん)は今までとは別の気分になること。
気分を切り替えることを言います。
「氣分転換」と似た言葉に、「気晴らし」(きばらし)があります。
「気晴らし」は他の物事に心を向けて気分を晴らすことを意味します。
例文:育児中、子供を預けて、気晴らしにランチに行った。
「気晴らし」はストレスがあり「気晴らし」をしても、また元の状態に戻ることが込められていますが、「気分転換」はもっとシンプルに「今の気分を変えること」の意味合いが強く出ています。
・「気分転換」の例文
例文1:「勉強中のストレッチが気分転換になった」
例文2:「休日なのに、朝からずっと仕事のことが頭から離れなかったので、気分転換に買い物へ出かけた」
例文3:「気分転換に、コーヒーでも飲みませんか」
「リフレッシュ」とは?
「リフレッシュ」とは、元気を回復すること。
また、生き生きとよみがえらせることを言います。
リフレッシュは英語で「refresh」と表記され、「再び」の意味を持つ「re」と「新鮮」を表す「fresh」を組み合わせた語です。
新鮮さを失ったり、古くなってしまったものを、元の状態に「戻す」ことを語源としています。
「リフレッシュ」と似た言葉に「リラックス」があります。
「リラックス」は、「くつろぐ」「落ち着く」「ゆっくりした気分になる」といった意味です。
リフレッシュと同じく、疲れている状態を回復させる意味を持ちます。
例文:「瞑想はリラックス効果がある」
ただし、「リフレッシュ」は休息をとること以外にも、気分を変えるため身体を動かす、旅行に行くといったアクティブな動きも含むことがあります。
それに対し、リラックスは「ゆっくり休む」といった文脈で使われるため、「動」のニュアンスは含まれません。
「リフレッシュ」動的な要素も含めて幅広い意味を持っています。
・「リフレッシュ」の例文
例文1:「明日はリフレッシュ休暇をとります」
例文2:「彼女にはリフレッシュする時間が必要だ」
例文3:「スポーツでリフレッシュできた」
「気分転換」と「リフレッシュ」の違い
「気分転換」と「リフレッシュ」の違いを、分かりやすく解説します。
「気分転換」:「マイナスの気分」を「転換」する。
「リフレッシュ」:「疲れている状態」から回復する元気になる。
意味の違いがあります。
「気分転換」が心の状態を変えることに対して、「リフレッシュ」は疲れからの回復の意味合いが強くあります。
まとめ
今回は「気分転換」と「リフレッシュ」の違いを説明しました。
「気分転換」:「マイナスの気分」を「転換」する。
「リフレッシュ」:「疲れている状態」から回復、元気になる。
「気分転換」「リフレッシュ」の言葉の使い分けをして、日常の会話を豊かにしましょう。