新しい生命が生まれた時、親であればこれほどうれしいことはないでしょう。
その中で「乳児」「幼児」と成長していくのですが、どのような違いがあるかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「乳児」と「幼児」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乳児」とは?
「乳児」は「にゅうじ」という読み方をするのですが、「生後1年ぐらいまでの子」を指しています。
別名「ちのみご」とも言われています。
ちなみに赤ちゃんの中でも「産まれたから28日未満の生後4週間の子」を「新生児」と言います。
また、児童福祉法では「出生から満1歳未満までの赤ちゃん」と定義されているのです。
「幼児」とは?
「ようじ」と読む「幼児」は「年齢の少ない子」「おさない子」のことであり、「満1歳から満6歳ぐらいまでの子供」を指しています。
尚、児童福祉法では、「乳児期満了(満1歳)から学齢(小学校就学)までの子」を指しており、幼稚園や保育園に通う小さい子供たちのことを言っているのです。
「乳児」と「幼児」の違い
「乳児」と「幼児」の違いを見ると、「乳児」は「生後1年ぐらいまでの子」であり、「幼児」は「乳児期満了(満1歳)から学齢(小学校就学)までの子」という違いがあります。
「乳児」は「一生の中で一番成長が著しく体の発育に加えて運動機能・精神機能の発達も月毎にみるみるうちに変化していきます。
生まれた当初は手足と首・顔を動かす程度だった赤ちゃんは寝返りや座る動作・ハイハイ・つかまり立ちなど運動の発達の進み度合いが大きくなっています。
視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚などの五感も大きく発達していく点も特徴でしょう。
「幼児」になると1歳を過ぎて自分の行きたいところへ歩いて行けるようになってきます。
大人の言っていることも理解できるようになり、簡単な言葉を出てくるようになり、自分と他の人との違いを認識することができるようになり自我が芽生えてくるのです。
また、自己主張も強くなっていくのですが、まだ言葉が話せない間は親に反抗するような態度を取り、自分の気持ちを表すこともあります。
但し、会話ができるようになってくると、その行動も収まってきます。
「乳児」の例文
「乳児」の例文は以下の通りです。
・『乳児期は親との関係を築いていくことで、心と体が成長していきます』
・『母乳で栄養を取っていた乳児も生まれてから半年過ぎた頃から離乳食を食べるようになります』
「幼児」の例文
「幼児」の例文は以下のようなものが挙げられます。
・『1歳を過ぎた幼児は自分で歩いて行きたいところへ行くことができるようになってきます』
・『幼児は歩くようになってくると、自立心が芽生えてきて自己主張をするようになるから可愛いんだ』
まとめ
ここまで「乳児」と「幼児」の意味や違いを見てきましたが、赤ちゃんの成長とともに使われる用語が違っていたのです。
もし、子供が生まれた時に健やかな成長を願って育てていきたいものです。