「重点を置く」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「重点を置く」とは?意味と使い方

この記事では、「重点を置く」の意味を分かりやすく説明していきます。

「重点を置く」とは?意味

ある部分にもっとも力をそそぐ、ある部分をもっとも重要とするという意味です。

「重点」には、もっとも重要なところ、もっとも力をそそぐところという意味があります。

台所の掃除をすることで考えてみます。

排水溝には汚れが付着しており、シンクにはカビが生えており、洗われていない食器がたくさんあります。

すべての掃除をするのは大変なので、食器洗いだけをやることにしました。

排水溝掃除、シンク掃除、食器洗いの3つの中で、食器洗いにもっとも力をそそぐことにしたのです。

このように、何かだけに力をそそぐことを「重点」といいます。

「置く」はある状態にすえるという意味です。

この意味では「目的を置く」のような使われ方をします。


「重点を置く」の概要

物事によっては、特にここが重要だ、特にここに力をそそいでいるといったものがあります。

芸能活動をしている人のことで考えてみます。

この人は、歌手としても、舞台俳優としても活躍していました。

これまでは、どちらの仕事にも同じくらいの力をそそいで行っていましたが、舞台俳優として本格的に活躍していきたいという気持ちを持つようになりました。

歌手としても、舞台俳優としても、同じくらいの力をそそぐのは難しいです。

体力的にも、気持ちの面でも、時間の面でも、無理が出てしまうのです。

本格的に何かをやるのなら、どちらか一方を選びたいという気持があります。

そこで、歌手の仕事は控えて、舞台俳優としての仕事に力をそそぎ、行うようにしました。

これを「舞台俳優の仕事に重点を置く」といいます。

今度はシュークリームのことで考えてみます。

シュークリームといってもいろいろあり、シューが特においしいものもあれば、クリームが特においしいものもあり、見た目が豪華だったり、かわいかったりするものもあります。

特にクリームのおいしさを追及しており、クリームが一番おいしい、クリーム作りには力をそそいでいるというのであれば、「クリームのおいしさに重点を置いた」ということができます。


「重点を置く」の言葉の使い方や使われ方

何かに特に力をそそいだり、何かを特に重要であるとしたりすることに使用をします。

ビジネスシーンでも、普段の生活でも使われている言葉です。

あれもこれも力をそそぐ、あれもこれも大切だ、といったことには使用しません。

まだ、どうでもいいことにも使用しません。

「重点を置く」の類語や言いかえ

「力をそそぐ」が似たような意味の言葉です。

「力」にはいくつもの意味がありますが、この場合は努力、気力といった意味です。

「そそぐ」には、その方向に向けるという意味があります。

つまり、「力をそそぐ」とは、ある方向にむかって努力をする、気力を向けるといった意味になります。

まとめ

特にこれが重要だ、特にこれに力をそそいでいる、そういったことを意味する言葉です。

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