この記事では、圧倒的に防御力のないケースに使われる「紙装甲」の意味を分かりやすく説明していきます。
「紙装甲」とは?意味
本来金属、または金属以上の硬さを持っている素材で作られているべき装甲が、紙のように弱いという意味です。
本当に紙でできているということではありません。
現実世界では流石にそういった事態はなく、アニメのロボットなどが戦った相手の最強でもない武器に蜂の巣にされてしまうと言った描写がイメージしやすいでしょう。
紙装甲の紙に対しては水に弱いイメージや軽さを重視したというイメージはなく、ただただ装甲が薄いという事になっています。
「紙装甲」の概要
紙装甲という言葉は、ゲームにおいて人が装着する鎧などをつけた姿でも使える言葉で、防御力の低さを指摘する意味合いはかわりありません。
鎧の概念がない格闘ゲームであっても使われることがあり、こちらは同じ攻撃を受けても明らかに体力の減り方が多いキャラクターとなり、初心者向けとはいい難い特性となっています。
複数キャラクターが操れるゲームであれば比較級で一定以下の防御力のキャラクターを紙装甲と呼ぶこともありえます。
紙装甲のメンタルという使い方もあり、この使い方では傷つきやすい、他者の言動がダメージになりやすいという意味合いになります。
紙装甲という言葉は段階的にレベルアップするようなものではなく、紙装甲の上は一気に装甲になりその上は重装甲などに進みます。
紙以外の弱そうな素材を使って紙よりは強いものの強くないという例えも不可能ではありませんが、実用例はほぼありません。
ひどい紙装甲という強調した使い方もできますが、重紙装甲という表現は軽く矛盾を起こし使えません。
対義語は「鉄壁の守り」など防御力が高いという意味合いの言葉全般になりますが、装甲という言葉よりは重装甲の方が評価に使ったり発音しやすいと言えるでしょう。
「紙装甲」の言葉の使い方や使われ方
「紙装甲なので避けることに集中しないといけない」「紙装甲だからまとめて倒せる」「紙装甲メンタルなので苦情は受け付けていません」などの使い方があります。
基本的にはゲームで使われる言葉で、紙装甲メンタルという言葉はSNSの自己紹介などで使われるケースが多めです。
「紙装甲」の類語や言いかえ
「防御力が低すぎる」「守りが弱い」「防御無視」「守備力が低い」などの言葉が類語と言えますが、野球で守備が良くないことを紙装甲とは言いません。
守る気はあるものの弱いという意味の紙装甲に対してややニュアンスが異なりますが「無防備」も遠くはない言葉です。
まとめ
紙装甲は発祥が不明で、ゲームやアニメなどの製作者側が紙装甲ということはあまりなく、ユーザーの感想として使われる言葉であることが発祥の特定を難しくしています。
ゲームとして使う分にはプレイヤーが使うキャラクターの個性の出し方の一つと言えるため、今後も紙装甲キャラクターは登場するでしょう。