この記事では、「ろくでもない人」【ろくでもないひと】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ろくでもない人」とは?意味
「ろくでもない人」【ろくでもないひと】とは、人の役にも立たないという意味があります。
仕事をやらせてもうまくできないは、料理を作らせてもまともな味付けができないので、周囲をあきれさせてしまう者として忌み嫌われます。
本人としてはやろうという気力がなく、できればやりたくないと考えているだけに、頼みごとされても嫌々やるので質のいい仕事ができません。
また、やったらやりっ放し、掃除もろくにできないので部屋はいつも散らかっている人に対して「ろくでもない人」と言い、人間としての価値がない者として周囲は相手にしたくないと距離を置きます。
「ろくでもない人」の概要
恋愛すれば浮気ばかりして家族を精神的に傷つけ、「もうしないで」と注意すれば暴力ふるって肉体的にも傷を負わせますが、本人はまったく悪気はなく、反省もしません。
また新しい浮気相手を作り、遊ぶような人はどうにもならないと感じた人が「うちの旦那はろくでもない人」だと揶揄するときに使う言葉です。
この言葉の語源には、傾きのない水平を表す「陸」【りく】からきており、「ろくでなし」と読むことで「水平ではない」という意味になり、人の場合には歪みのある性格として使われるようになりました。
類義語には「まともな人」があり、正当な発言ができ、社会から外れたような行動はしない、真面目な性格の人を表す言葉にもなります。
対義語には「いやらしい人」があり、やり方がどこか大人気ないと感じたり、正々堂々としていない様子を嫌う気持ちも表せます。
「ろくでもない人」の言葉の使い方や使われ方
どう見てもやる気はないは、周囲を疲れさす言動や行動を見せる者を「ろくでもない人」と言い、自分のあきれた気持ちを言い表すときに使います。
酷い人柄を表すときに使う言葉であり、だらしないは、人として残念な行動を見せる相手を揶揄するときに使い、そのような者とは関わらないように注意をうながすわけです。
この「ろくでもない人」を使う相手は浮気ばかりして付き合う相手を困らせたり、賭け事してお金を失い、家族に生活費を入れない、就職してもすぐに辞めてしまうため社会的にも信用がない者に当てはまる言葉です。
また、「まっとうではない」という意味もあるため、人生においてろくでもないことばかりしてきた人なので注意して付き合うようにと忠告するときの言葉としても使えます。
「ろくでもない人」を使った例文(使用例)
・『あんなろくでもない人と付き合っていてもあなたが駄目になるから早く別れて』
・『君のようなろくでもない人とうちの娘をつき合わせることはできない』
・『過去に酷いことばかりしてきた○○さんはろくでもない人生を歩んできたが異性にはモテる』
誰一人として人を幸せにできない者と付き合っている人が精神的に傷つく姿を見ると「早く別れた方がいい」と注意してあげたくなりますし、過去に犯罪を犯したとか、金銭問題のあるような人と付き合えばこの先いいことはないと忠告するときにも使える言葉です。
しかし、中には「ろくでもない人」であるのにモテるのは、どこか異性を惹きつける危険な香りがするからです。
まとめ
その場の空気が読めないは、迷惑になるような言動や行動で疲れさせる行動するなど、常識はずれなことばかりする者を「ろくでもない人」として表現します。
もしこのような人と付き合ってしまった場合は早く頭を切り替えて、今の悪い状況から抜け出すよう行動を起こしましょう。