この記事では、「バイブル」の意味を分かりやすく説明していきます。
曖昧なカタカナ語を、今すぐおさらいしていきましょう。
「バイブル」とは?意味
バイブルとは、仕事や私生活の心構えのこと。
人生に迷った時に、次の一手を教えてくれる本のことです。
その人の生き方に大きな影響を与えたもの、人生の教科書になっているものがバイブルです。
私たちの生活に馴染んでいるバイブルですが、もともとはギリシャの言葉。
ギリシャ語で「聖書」という意味があります。
昔の人は何か悩みがあるたびに、その答えを見つけようとして聖書をめくっていました。
このことから「お手本となってくれるもの」をバイブルと呼ぶようになりました。
人気書籍のランキングを見ると「仕事のバイブル」「受験のバイブル」「子育てのバイブル」など、バイブルの付いた本をよく見かけます。
取扱説明書やマニュアル本という意味合いがあるのが、現代におけるバイブルです。
「バイブル」の概要
バイブルという言葉が、広く馴染むようになったのは「就活生向けのバイブル本」からです。
就活生向けのバイブル本には、エントリーシートの書き方、面接の受け答えの仕方、自己PRのやり方などが細かく書かれています。
こうした指南書を読むと、内定率が上がると大学生の間で話題となり「バイブル」という言葉が広く知れ渡るようになりました。
最近では婚活や妊活、そして終活など、人生のあらゆるシーンをサポートするバイブル本やサービスが生まれています。
どのような選択をすればいいのか分からないとき「プロが教えてくれるもの」がバイブルです。
もともとは旧約聖書という意味があるバイブルですが、時代の変化とともに、その意味合いは大きく変わってきています。
「バイブル」の言葉の使い方や使われ方
バイブルはこのように用います。
・『仕事の悩みを打ち消すために、いつものバイブルを開いた』
・『アニメファンの間では、バイブル的な存在の一冊だ』
・『往年の映画を観たら、バイブル的な傑作だった』
バイブルとは、心に刺さる名作のこと。
すごい作品であることの例えとして「バイブル的な」と表現する場合もあります。
いつでも傍に置いておきたいもの、心の支えになってくれるものが「バイブル」です。
「バイブル」の類語や言いかえ
「バイブル」の言いかえには、次のような言葉もあります。
・マニュアル
・指南書
・座右の書
終活や婚活のシーンでは「マニュアル、指南書」という言葉が使えます。
また自分にとっての愛読書として使いたい場合は「座右の書」などを用います。
まとめ
「バイブル」の意味や使い方をおさらいしました。
普段何気なく使っている「バイブル」には、聖書という本来の意味があります。
現代のバイブルには「人生における指南書・アドバイス本」というメッセージが込められています。
自分にあったバイブルを見つけて、たくましい人生を切り開いていきましょう。