この記事では、「色めき立つ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「色めき立つ」とは?意味
感情が高ぶったり、心が張りつめたりして、落ち着かなくなるという意味です。
平静を失うこと、心が揺れ動くことを意味します。
なぜ感情が高ぶるのか、なぜ心が張りつめるのかは意味に含まれていません。
「色めき立つ」の概要
興奮をしたり、緊張をしたりすると、普段の心の状態を保てなくなってしまうことがあります。
そわそわと落ち着かなくなるのです。
このときのさまを意味する言葉です。
王子と呼ばれている有名人がいたとします。
この人にはたくさんのファンがついています。
あるとき、王子の写真集が発売されることになりました。
この写真集では、王子のドアップの顔写真、普段見せない素顔、スポーツをする姿、リゾート地でくつろぐ姿など、さまざまな写真がおさめられています。
王子づくしでファンにはたまらないものです。
写真集が発売されると聞いたファンたちは、平静を保っていることができません。
「早く写真を見たい」「発売日が待ち遠しい」と感情が高ぶって、普段のように落ち着いてなどいられないのです。
このことを「ファンが色めき立つ」といいます。
今度は会議のことで説明をします。
会議は毎週何曜日と決めて行われています。
この曜日以外には、普通は会議を行いません。
あるとき、緊急で予定外の会議が開かれることになりました。
こんなことは滅多にありません。
次の会議のときまでを待たずに緊急で行われるとは、何か大変なことがあったに違いません。
緊急で会議が開かれると知らせを受けた人たちは緊張をしました。
「どうなるのだろう」「大丈夫だろうか」など心が張りつめて平静を保つことができずにいます。
このさまを「緊急会議に色めき立つ」といいます。
「色めき立つ」の言葉の使い方や使われ方
感情が高ぶったり、心が張りつめたりして、平静を保てなくなる状態を指して使用をします。
うれしすぎると興奮をします。
たとえば、ファンが大好きな芸能人にあったときなどです。
このときのファンたちの様子を指して使用できます。
悲しくて大声で泣いているときは、感情が高ぶって平静ではなくなっています。
「わー、わー」と大きな声を出しているときは、とくに心が安定していません。
しかし、このことを指して「色めき立つ」とはあまりいいません。
落ち込んでいるときも平静ではありませんが、これにもあまり使用しません。
この言葉は心が揺れ動くことを指して使用します。
「色めき立つ」の類語や言いかえ
「そわそわする」「落ち着かない」が似た意味の言葉です。
そわそわは、気持ちや態度が落ち着かないことをいいます。
落ち着かないとは、心が休まっていない状態です。
まとめ
感情が高ぶったとき、心が張りつめているとき、普段と同じように何でもないふうを装うのは難しいでしょう。
心が落ち着かなくなってしまうはずです。
そのときのことを意味する言葉です。