この記事では、「偉丈夫」の意味を分かりやすく説明していきます。
「偉丈夫」とは?意味
体が大きくて、いかにも強そうな男、また人格の優れている男という意味です。
男性のことを指しており、女性のことではありません。
「偉」は、大きい、りっぱな、すぐれているという意味を持つ漢字です。
大きいとは、面積や容積などが、広い空間や場所を占めることをいいます。
「丈夫」はしっかりしていて形が歪んだり破けたりしにくいさま、健康を与えられているさまという意味があります。
こういったことから「偉丈夫」とは、健康的で大きい、つまり体が大きくていかにも強そう、優れている、つまり人格が他よりもまさるという意味になります。
「偉丈夫」の概要
人間の体格は人それぞれです。
大きくて立派な体格の男性のさまを、この言葉は意味します。
日本人男性の平均的な身長は170cmほど、体重は68kgほどです。
これくらいの身長、体重を普通だとすると、これよりも身長が高く、体重が重い体を、体つきがりっぱということができるでしょう。
身長だけが高い、体重だけが多いという場合は、体つきがりっぱには見えないことがあります。
たとえば、身長が180cm、体重が50kgの男性がいたとします。
身長が高く、体重が低い体型です。
この場合、ひょろひょろとした見た目です。
元気がなさそうだと、風が吹くだけでも倒れてしまいそうな印象を受けます。
身長が150cm、体重が100kgの場合、横幅はありますが、縦の長さがありません。
この場合、どっしりした印象や、ぽっちゃりした印象を受けます。
力士のような体型なら、身長が低くてもりっぱな体型のように感じるでしょうが、筋肉が少ないとぽっちゃりな印象になります。
「偉丈夫」は体型のことだけでなく、人格の意味もあります。
人格が人よりも優れているさまをいいます。
優れた人格とはどのようなものなのか、はっきりとした定義はありません。
しかし、人に悪いことをしないことだけは確かです。
信号を無視する、高齢者がいるのに優先席に座るなどはしないことでしょう。
「偉丈夫」の言葉の使い方や使われ方
体つきがたくましい男性のことや、人格が優れている男性のことを指して使用をします。
女性には使用しないことが一般的です。
大型犬は体つきがしっかりしていますが、動物にも使用しません。
日常会話で使われることは少なく、文章で使われています。
「偉丈夫」の類語や言いかえ
体つきのことでは「強靭」が似た意味を持つ言葉です。
動きがなめらかで強いさまを意味します。
人格については「人格者」が似た意味を持つ言葉です。
すぐれた人間性を持っている人物をいいます。
まとめ
人間にはさまざまな体格の人がいます。
細い人もいれば、どっしりとした人もいて、身長が高い人もいれば、低い人もいます。
また、さまざまな人格の人がいます。
この言葉は、体格がたくましい男性や、人格が優れている男性を意味します。