この記事では、商品が安くなってしまう、脚光を浴びる立ち位置ではなくなってしまうことなどを指す「ワゴン行き」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ワゴン行き」とは?意味
量販店などで見られるワゴンセールに売り場を変更され、価格も見切り価格となってしまうという意味で、話題作だったものの売上的には成功しなかったゲームソフトなどがワゴン行きとなるケースが見られます。
また、ワゴンセールに売られているものは基本的にその時点では不人気商品、あまり売れていない商品となっており、華のある人気商品とはかけ離れている日陰者的な立ち位置にあると言っていいでしょう。
ゲームの内容によっては不評を呼んでしまい非常に短期間でワゴン行きとなることがあります。
なお、ゲーム以外、食品スーパーのワゴンセールでは賞味期限間近のお菓子、テレビ放送が終了して次の代にバトンタッチしたヒーロー戦隊のグッズ入りお菓子などが多く、やはり華のない状況と言えるでしょう。
「ワゴン行き」の概要
ワゴン行きは一般的には見切り品、大幅値下げ品の枠に入っており、これより安く売られるということがあってもワゴンから元の売り場に戻るということはほぼありません。
サイズ的にもゲームが多く、同じ玩具売場ではプラモデルは時間による価値の変化がそれほど大きくないためワゴン行きになることはまずありません。
かなり攻めた上で作品がすでに終了しているものの痛車のプラモデルであればワゴン行きというケースはあります。
また鉄道模型はジャンルとしてワゴン行きはほぼありません。
逆にワゴン行きがありうるのはサイクルが早いテレビ連動の商品で、次の番組に代替わりしたあとの売れ残りはワゴン行きとなる可能性があります。
パソコンなどは店によっては新旧で1年程度の差がある物もあり、ワゴン行きという概念はありません。
CDに関しては再販制度などでワゴン行きはまずないのですが、キワモノで販売期間が経過した場合はワゴン行きも有りえます。
「ワゴン行き」の言葉の使い方や使われ方
「鳴り物入りで発売したゲームだったがワゴン行きが早かった」「ワゴン行きのゲームだったけど言うほどつまらなくはなかった」「コンプリートしそこねたので食玩のワゴン行きを狙っている」などの使い方が挙げられますが、ワゴン行きという事自体は安売りなのでユーザーにはメリットが有り、商品は不名誉という特性があります。
「ワゴン行き」の類語や言いかえ
見切り品、セール品、安売り品などが値引きという意味の言い換えとして使われますが、商品の置き場が変えられる意味合いの言い換えは見られません。
まとめ
ワゴン行きは商品にとっては不名誉な状態で、さらにその商品を発売日に買った人には腹立たしさもある状況と言えるでしょう。
基本的にワゴン行きとなった場合は元の位置に戻ることはありません。
価格が比較的高く、体積の小さいゲームソフトが特にワゴン行きでは目立つ存在で、ゲームのことを主に指す言葉とも言えます。