この記事では、「代り映えしない」の意味を分かりやすく説明していきます。
気になった言葉を、今すぐリサーチしていきましょう。
「代り映えしない」とは?意味
代り映えしない(かわりばえしない)とは、以前とほとんど変わらないこと。
どこが変わったのか分からないくらい、同じであることです。
古いものと新しいものを比べるシーンで、用いられる表現になります。
「代り映えしない」という表現には「代り映え」という単語が含まれています。
「代り映え」とは、あるものが美しく輝くこと。
以前に比べて、立派に見える様子を指しています。
「代り映えしない」は「~しない」という否定の言葉が含まれています。
そのため「以前のものと比べたけれど、大して変わらない」という意味になります。
転じて「変わった気がしない」という訳になります。
「代り映えしない」の概要
「代り映えしない」という言葉は「変わって欲しかったけれども、期待以上に大きく変わらなかった」という残念な気持ちが入り混じった表現です。
たとえば新しいスマホが発売されるとき。
数年ぶりのモデルチェンジということもあり、多くのファンが固唾をのんでその発表を見守っていたとします。
けれども新発売のアイテムがパッとしない商品だったとき、多くのファンは裏切られたようなショックを覚えます。
このように軽い動揺や失望がまじった、複雑な心境をつたえているのが「代り映えしない」になります。
「代り映えしない」の言葉の使い方や使われ方
「代り映えしない」はこのように使われています。
・『30代は20代と比べて、代り映えしない人生だった』
・『代り映えしない日常に飽きたので、旅に出ることにした』
・『監督を変えたものの、前作のドラマと比べて代り映えしない』
「代り映えしない」というのは、何かと何かを比べるシーンで良く用いられます。
現在と過去のものを比べて、変わった所が見当たらないときに使っていきます。
「刺激がなくて面白くない」というニュアンスも含まれているので、つまらない人生やキレ味の悪いドラマなどに用います。
「代り映えしない」の類語や言いかえ
「代り映えしない」はこのような言葉にも、置きかえできます。
・昔と変わらない
・つまらない
・相変わらず
・変化がない
・興味索然
・無味乾燥
「変わらない」や「昔も今も同じ」などの言葉に置きかえできます。
また興味索然(きょうみさくぜん)とは、面白みがまったく無いこと。
無味乾燥(むみかんそう)も、味わいもなく、つまらない様子を指します。
まとめ
「代り映えしない」の意味と使い方をおさらいしました。
「代り映えしない」の「代わり映え」とは、美しく際立っていること。
そのため「代わり映えしない」で、以前に比べて変化がないことです。
期待を裏切られたような、残念な気持ちが入り混じった表現です。
色々なニュアンスの用語を覚えて、日本語の奥深さを味わっていきましょう。