この記事では、「破魔矢」の意味を分かりやすく説明していきます。
縁起のいい言葉を、おさらいしていきましょう。
「破魔矢」とは?意味
破魔矢(はまや)とは、縁起物の矢のこと。
神社でよく見かける弓矢の飾りです。
多くは開運招福や商売繁盛などの札がついています。
とても縁起がいいので、お正月に神社に初詣したときに買い求める方も多いです。
破魔矢には「魔を打ち破る矢」という意味があります。
魔とは、災いのこと。
生きている間に訪れる、苦しみや疾病をあらわします。
そのため破魔矢を飾っておくと、こうした不運を遠ざけて、良い運をもたらしてくれると言われています。
これからの生活が安泰でありますように、願いを込めたアイテムが破魔矢です。
「破魔矢」の概要
破魔矢はお寺や神社の境内で手に入る、魔除けの矢です。
良い運を命中させるという嬉しい意味合いもあり、縁起物の「矢」がモチーフになっています。
そのため1年の始まりに適していると、お正月飾りのひとつとして親しまれています。
破魔矢は不運を遠ざけるというご利益があるため、邪気がはいりやすい玄関やリビングなど、家の出入り口や中心部に飾ります。
このほか神聖な神棚や、床の間などもおすすめです。
1年ほど飾った破魔矢は神社のお焚き上げなどに出し、年の終わりに新しい物と交換します。
つつがなく1年を過ごせたことに感謝をしながら、新しい年を迎える準備をしていきましょう。
「破魔矢」の言葉の使い方や使われ方
「破魔矢」はこのように用いていきます。
・『新しい年神様がやって来るので、熊手と破魔矢を用意した』
・『混雑を避けるために幸先詣をした。破魔矢を授与してもらった』
・『家内安全を願って、玄関に破魔矢を飾った』
破魔矢は神社やお寺に参拝したシーンで使います。
ちなみに幸先詣とは、12月のうちに新年のお参りを済ませること。
幸先の良いスタートを迎えられるように、前もって神様に挨拶します。
「破魔矢」の類語や言いかえ
「破魔矢」と同じような単語として、次の言葉があります。
・破魔弓
・熊手
破魔弓とは、弓矢がセットになった初正月飾りのこと。
ケースに入ったものが多く、おもに男の子が生まれた家で飾ります。
金屏風が付いているもの、染め羽根があるものなど、煌びやかなセットとなっています。
ちなみに女の子が生まれたお宅では、羽子板飾りという初正月飾りを準備します。
また「破魔矢」と同じく、どこのお宅でも飾れるのが熊手です。
幸せをかき集めるという意味があり、打ち出の小槌や小判の飾りが付いています。
熊手は、商売繁盛や開運招福のご利益があります。
まとめ
「破魔矢」の意味と使い方をおさらいしました。
「破魔矢」とは良いお正月を迎えるための縁起物のひとつです。
神社やお寺でいただく、厄除けの矢をあらわします。
幸運を逃がさないという嬉しい意味もあり、幸せな日々を築くためのお守りとして人気があります。