この記事では、「ご所望の品」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご所望の品」とは?意味
欲しいと思っている品物という意味です。
「ご所望」は「所望」に「ご」をつけて丁寧にしたいい方です。
所望には、欲しいもの、そうして欲しいことという意味があります。
「品」は品物のことです。
人が使ったり食べたりする形のあるものを指しています。
道端に落ちている小石や落ち葉は形のあるものですが、人が使ったり食べたりするものではないので、品とは一般的にはいいません。
自分が欲しいものという意味ではなく、自分以外の誰かが欲しいものを「ご所望の品」といいます。
特に目上の人が欲しがっているものをいいます。
「ご所望の品」の概要
人間には欲望があり、あれが欲しい、これが欲しいという気持ちは尽きません。
自分よりも立場や年齢が上の人が欲しいと望んでいるもののことを「ご所望の品」といいます。
先輩俳優と後輩俳優のことで説明をします。
芸能界は先輩・後輩の関係が厳しいようです。
後輩は先輩に対して礼を欠いた態度をしてはいけません。
先輩が欲しがっているものがあったとします。
後輩はその物を何とかして先輩にあげたいです。
これまで先輩にお世話になっているのでそのお礼をしたいという気持ちがあるし、先輩から「あれが欲しいんだよね」と何度も聞かされているので、買ってこいといわれているような気がしていました。
先輩が欲しがっているのはエスプレッソマシーンです。
コーヒーが好きな人で、淹れ方にこだわりがあります。
普段はペーパーフィルターを使ってハンドドリップをしているようですが、以前にエスプレッソマシーンで淹れたコーヒーを飲んでおいしく感じ、自宅でも飲みたいと思っていました。
そのため、エスプレッソマシーンが欲しいのです。
後輩は家電量販店に行って、店員さんおすすめのエスプレッソマシーンを手に入れました。
先輩は特にメーカーはしていしていないので、これは先輩が欲しいと望んでいたものだといえます。
後輩は先輩に対して礼儀を尽くした態度をとります。
そのため、丁寧な言葉を使用します。
欲しがっていた物は、丁寧な言い方をすると「ご所望の品」になります。
「ご所望の品」の言葉の使い方や使われ方
欲しいと望んでいるものを丁寧な言い方にするときに使用する言葉です。
目上の人に対して使用することが一般的です。
友達同士や家族の間ではあまり使用しませんが、ふざけて使用されることがあります。
また、人間が使ったり食べたりするものを指して使用をし、動物や落ちているものなどには使用しません。
「ご所望の品」の類語や言いかえ
「望んでいた品物」が似た意味の言葉です。
何とか得たいと思っている品物という意味になります。
自分よりも地位や年齢が上の人だけでなく、友達などにも使用できます。
まとめ
これを手に入れたいと思うものがある人は少なくないことでしょう。
そのものについて、丁寧にいった言葉がこの言葉です。