この記事では、洗脳とマインドコントロールの違いを分かりやすく説明していきます。
洗脳とは?
洗脳とは、人の考えや思想を根本的に変えることを指す言葉です。
相手の精神や脳に語りかけ、崩壊させることで自分の思っていることと同じような発想にさせることが目的です。
完全に相手を支配するというのが目的でもあり、相手を支配下にすることで自分のいいなりにして従わせます。
従わせることで自白させるときに使えるのです。
洗脳するときは言葉で行うことが多く、何度も根気良くその人に問いかけるか、考えを植えつけていきます。
ときに暴力を用いることで人は恐怖心に包まれると、その人の言うことを聞き入れて、暴力をふるわれないように従おうとする気持ちになります。
暴力は人を心身共に弱らせていき、強い者に頼りたいと思う気持ちが強くなるため洗脳されやすくなり、言われたことを聞き入れてしまうのです。
そして、一方的に自分の考えや行動を洗脳されて変えられてしまうと、自分の意思とは違う行動や言動を見せるようになっていきます。
マインドコントロールとは?
マインドコントロールとは、言葉や行動で心を制御されてしまうことを指します。
何度も言葉を聞かされることでそのように発しなければならないと思い込んだ人は、その人の真似するようになります。
また、他人を思い通りにコントロールする人は自分の私利私欲のために相手をマインドコントロールする人もいます。
しかし、悪いことばかりではなく、人が持つ能力や才能を引き出し、いい方向へ向かわせるためにマインドコントロールしてやる気を出させれば成績が伸びたり、性格が明るくなり、前向きに生きられる人になる場合があります。
ときに言うことを聞かない子供に対して親が心を変えさせ、言うことを聞く素直な子になるよう態度や言葉で心を支配しますが、これもマインドコントロールの一つです。
洗脳とマインドコントロールの違い
洗脳とマインドコントロールの違いを、分かりやすく解説します。
暴力をふるったり、激しく言葉で罵ることで脳を洗脳するのと、暴力はふるいませんが、言葉や行動、態度で気持ちをコントロールするのがマインドコントロールという違いがあります。
洗脳の例文
・いろいろなテクニックを取り入れることで、相手をしっかり洗脳できる。
・洗脳の解き方は、普段は関わらないような人と話をしたり、行動を共にすることで解けることもある。
ときに大声を出して相手を威嚇したり、暴力で恐怖心を植えつけることで人を洗脳状態にできるのです。
また、洗脳の解き方は思った以上に簡単であり、いつもとは違うことをさせれば元の状態に戻るでしょう。
マインドコントロールの例文
・夫の許しを得ないと外出ができないという奥さんはマインドコントロールされている。
・人の罪悪感につけ込んでマインドコントロールする人とは関わらない方がいい。
ちょっと外出するだけだというのに、会社にいる夫に電話して許しを得なければ買い物にも怖くて行けないという状況はマインドコントロールされているのです。
また、人の罪悪感につけ込み、あたかも自分は味方であると近づいては気持ちをコントロールして、金品を奪ってしまう人がいます。
まとめ
洗脳は自分の中で思い込みしている状態ですので、その思い込みは何かを知り、解決するべく方法を考えることで支配されていた気持ちと脳を正常に戻せるでしょう。
うまいことを言ってその人をマインドコントロールする人は言葉巧みに近づき、あたかも親切にしているように振る舞いますが、素直に受け入れてはいけません。
日頃から気をしっかり持ち、常に隙を見せないようにしましょう。