この記事では、スラングとしての「ジーザス」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ジーザス」とは?意味
「ジーザス」とは自分ではどうしようもない事態や絶望的な状況などで口から出てくる神頼みの言葉です。
「ジーザス」はイエス・キリストのことでありキリスト教圏で使われる英語のスラングになります。
『なんてことだ』 『おお神よ』 というような意味で使われる言葉であり神に助けを求める意味合いで使われることもあれば、奇跡的に助かり安堵した状況で神に感謝を捧げるようなニュアンスを含む形でも使われます。
「ジーザス」の概要
「ジーザス」は“Jesus”と書きギリシャ語で読めばイエスであり英語で読んだ言葉が「ジーザス」になります。
三位一体論があるキリスト教的にはイエス・キリストも神なので、イエスの名を呼ぶ「ジーザス」は神に語りかける言葉と言えるでしょう。
キリスト教圏であっても個人単位で見ればキリスト教を信奉していない人も当然いますが、そういった人も「ジーザス」と言うことはあるので宗教的な由来を持っているとは言え宗教の関連用語というよりはスラングとして定着している言葉と言えます。
英語圏では感嘆詞として神に語りかける言葉があり「ジーザス」もその流れを汲む言葉です。
「ジーザス」の言葉の使い方や使われ方
スラングとしての「ジーザス」は文章中に組み込んで使うのではなく、良いにしろ悪いにしろなにかがあって心が揺さぶられた際に感嘆詞として使われます。
単体で使われることも多いですがイエス・キリストのキリスト部分まで英語読みして『ジーザス・クライスト』と言ったり、更に感情表現の言葉を付け加えて使われることもある言葉です。
感嘆詞としての使い所は非常に幅広く、信じられないような嬉しい出来事に遭遇したときに神に感謝するような形で使われたり、絶望的な状況で口から漏れるように使われることもあれば、我慢しきれない怒りを吐き捨てるように使われることもあります。
「ジーザス」の類語や言いかえ
「ジーザス」の最も近いスラングは「オーマイゴッド」です。
これも「ジーザス」と同じように神に語りかける形の感嘆詞ですが、「ジーザス」と違いオーマイゴッドは喜びや悲しみ絶望などの表現としては使えても、怒ったときの感嘆詞としては使えないという違いはあります。
ただし敬虔なキリスト教徒には「ジーザス」をスラングとして扱うことに反感を覚える人もいて、そのような人は神を表すgodの婉曲表現として“geez”(ジーズ)という感嘆詞で言い換えていることが多いです。
まとめ
キリスト教圏かつ英語圏の人で生まれ育った人にとって、「ジーザス」は宗教的な意味だけでなく感嘆詞としても非常に馴染み深い言葉です。
日本ではあまり馴染みのないスラングですが海外の文章などを翻訳した際には、直訳や意訳ではなくスラングとして「ジーザス」とそのままカタカナ表記することも多く、目にする機会もあるでしょう。