この記事では、「魅入られる」と「取り憑かれる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「魅入られる」とは?
「魅入られる」の意味と使い方について紹介します。
「魅入られる」の意味
「魅入られる」は「みいられる」と読みます。
意味は「強く惹きつけられて惑わされること」「魔性に心を奪われること」です。
「魅入られる」の使い方
「魅入られる」には以下の2つの意味があります。
1つ目は「あるものに強く惹きつけられてしまい、正常は判断ができなくなること」という意味で、「他の女性に彼氏が魅入られてしまった」などと使います。
2つ目は「魔性に心を奪われること」という意味で、「悪魔に魅入られて魂を売った人」などと使います。
どちらも、「自分の意志とは関係なくそのような状態になってしまうこと」という意味があります。
「魅入られる」は、動詞「魅入る」の未然形に「魅入ら」に受け身の助動詞「れる」が付いた言葉で、「心をひきつけて惑わす」という意味があります。
「取り憑かれる」とは?
「取り憑かれる」の意味と使い方について紹介します。
「取り憑かれる」の意味
「取り憑かれる」は「とりつかれる」と読みます。
意味は「怪しい物や霊などにのりうつられること」「あるものの魅力に夢中になること」です。
「取り憑かれる」の使い方
「取り憑かれる」には以下の2つの意味があります。
1つ目は、「物の怪や魔物など、怪しいものにのりうつられること」という意味で、「きつねに取り憑かれる」などと使います。
2つ目は「あるものの魅力に夢中になること」という意味で、「タピオカに取り憑かれる」などと使います。
「憑く」は「相手にピッタリとくっ付くこと」で、強い固定観念や妄想などに支配されてしまう様子を表しています。
「魅入られる」と「取り憑かれる」の違い!
「魅入られる」は「強く惹きつけられて惑わされること」「魔性に心を奪われること」です。
「取り憑かれる」は「怪しいものにのりうつられること」「あるものの魅力に夢中になること」です。
まとめ
今回は「魅入られる」と「取り憑かれる」の違いをお伝えしました。
「魅入られるは自分からついていく」、「取り憑かれるは向こうからついてくる」と覚えておきましょう。