この記事では、「些少」と「僅少」の違いを分かりやすく説明していきます。
「些少」とは?
「些少」の意味と使い方について紹介します。
「些少」の意味
「些少」は「さしょう」と読みます。
意味は「数量や程度がわずかなこと」です。
「些少」の使い方
「些少」は、数量や程度がわずかであることや、その様子のことを言います。
主に金品に関することに使われ、「些少ではございますが、どうかお納め下さい」などと使われます。
これは、本当に金額が低いという訳ではなく、あくまで謙遜する気持ちを表す言葉で、実際には大金だったりすることもあります。
日本語には「つまらないものですが」など、謙遜する言葉が多く、「些少」もその一つで「非常に少なくて申し訳ありませんが」という言葉の代わりに使われるのです。
「僅少」とは?
「僅少」の意味と使い方について紹介します。
「僅少」の意味
「僅少」は「きんしょう」と読みます。
意味は「ほんのわずかであること」です。
「僅少」の使い方
「僅少」は、「ほんのわずかであることや、その様子のこと」を言います。
上記で紹介した「些少」と意味は似ているのですが、「僅少」の場合は「あることが分るけれども少ない」という事実を表します。
「僅」は「わずか」とも読み、「少ないけれども確かにあること」という意味、「僅少」は少ないけれども数値として認められる時に使われ、謙遜の意味はありません。
金品だけではなく、あらゆるものに対して幅広く使われます。
お店で「在庫僅少」と表記されていた場合、「在庫が残り少ないのでお早目に」という意味になります。
「些少」と「僅少」の違い!
「些少」は「数量や程度がわずかなこと、主に金品に対して謙遜の意味で使われる」です。
「僅少」は「ほんのわずかであること」です。
まとめ
今回は「些少」と「僅少」の違いをお伝えしました。
「些少は少ない事への謙遜」、「僅少はわずかであるという事実」と覚えておきましょう。