「飼い殺し」とは?意味や使い方を解説

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意味と使い方
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「飼い殺し」

「飼い殺し」「か(い)ごろ(し)」と読みます。

「飼」はペットなど動物を飼うこと、飼育すること、また、家畜などをやしなうことをいう言葉です。

「殺」とはころすこと、ほろぼすことのほかに、程度が甚だしいことや、そぐこと、けずること、といった意味を持つ言葉です。

「飼い殺し」の意味

では、それらの意味を持つ言葉からなる「飼い殺し」の意味を見ていきます。

「飼い殺し」とは、家畜が家畜としての能力を果たせなくなったあとも、死ぬまでやしなうことと、人間が、その人の能力をいかすことのできない仕事しか与えず、かといって解雇することもなくかこっておくこと、という二つの意味を持つ言葉です。

どちらの意味であっても、能力を失った、あるいは使いこなせないまま、そこでやしなっておくことを意味しています。

「飼い殺し」の言葉の使い方

昨今では、その人の持っている能力をいかすことなく単純作業を一日中させたり、能力を発揮できないほど疲弊するまで働かせ、辞任を訴えても解雇しない、など、その悪質さが問題になっている企業もあるようですが、このような場合に「飼い殺し」という言葉が使われます。

ほかにも、恋愛などにおいて、無理強いをさせられたまま別れてくれない、という場合にも使われることがあります。

「飼い殺し」を使った例文

では具体的に、「飼い殺し」を使った例文の中で、どのように使われているのかを見ていきましょう。

まだいまいち意味がわからない、という方はとくに、例文の文脈から意味をおさえていってください。

「飼い殺し」の例文1

「息子が試合に出してもらえないのであればチームを変わりたい、と監督に訴えたが軽くあしらわれ、月謝ばかり払って飼い殺しにされている」

ビジネスでなく、スポーツの場面でも「飼い殺し」になっていて不満を覚えている人は多数いるようです。

能力を備えているにもかかわらず試合に出してもらえない、など指揮官にあたる人との軋轢を感じている人は、「飼い殺し」の状況にある、といえるでしょう。

「飼い殺し」の例文2

「物的証拠はないが、夫が浮気をしていることは確実なため、離婚を申し出たが、それから三年間、飼い殺しの状況が続いている」

つきあっているのに肉体関係を許してもらえないなど、恋愛関係で「飼い殺し」になっていると感じる人も多いようですが、離婚したいがさせてもらえない、という夫婦間の「飼い殺し」も多々あります。

本来、対等であるべき人間が、どちらかがもう一方の支配下にある、という構図になっているとき、支配されている側の人は、「飼い殺し」だ、と感じることがよくあります。

「飼い殺し」の例文3

「もうすこし頑張れば昇給できるかも、という曖昧な言葉でもう何年も飼い殺しにされている」

仕事上でよく起こる「飼い殺し」のケースです。

なにか不満があり、上司に転職も視野に入れています、などと抗議すると、このようにうまくおだてられ、問題が解決しないまま働かされる、ということがあります。

もうすこし、や頑張り次第で、という期限のない口約束では、「飼い殺し」になる可能性があり、転職の時期を逃しかねません。

「飼い殺し」の例文4

「やりたい仕事だと思って入った企業だが、女性だからという理由でお茶出しやコピー、清掃などの雑務ばかりさせられ、飼い殺しもいいところだ」

男女差別をなくす取り組みが広がり、ずいぶんと社会で活躍する女性も増えました。

また、人不足の影響もあり、女性の能力を認める企業もかなり多くなったように思います。

しかし、この例文のように、女性だから、という理由で、またほかの根拠のない理由によって、能力をいかせず、「飼い殺し」にされている人もいるようです。

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