この記事では、「きゃわたん」を分かりやすく説明していきます。
「きゃわたん」の意味
2012年前後の女子高生が使っていた「かわいい」という意味を持つ言葉。
「きゃわたん」の解説
「きゃわたん」とは、かわいいという言葉を、きゃわいい、きゃわたんのように変化させていった言葉で、「たん」の部分は、特に意味はなく、五感の良さから付けられた言葉だとされていますが、「○○たん」と言えば、何となくこの部分自体にもかわいいイメージがつきますので、より協調された言葉に成っています。
「きゃわたん」には、単純にかわいいというよりも、より強い意味でかわいらしいという意味を持っている言葉です。
「きゃわたん」は、株式会社ビーネストが2009年から2012年にかけて発表していた「女子中高生ケータイ流行語大賞」の2011年、2012年にランクインした流行語です。
2011年ランキングでは第8位に、2012年のランキングでは第2位に選定されています。
2013年のランキングには登場していないため、この頃には既にすたれつつある言葉でした。
「きゃわたん」は、現在でも“SNS”などで使われている言葉なので、完全な死語になったわけではありませんが、当時の女子高生の流行語であるため、現在の女子高生の流行語では無いことに注意が必要です。
当時中高生だった人たちが、大学生や社会人に成っても使い続けていて、それが現在でも残っているという認識が正しいので、現在の女子高生が使っているケースは非常に稀です。
「きゃわたん」の使われ方
かわいいという言葉に置き替えられる場面にはすべて使っていけます。
“SNS”では、人や服、動物、アニメ、ゲーム、キャラクター、グッズ、アイドルなどに対して広く使われています。
「きゃわたん」の例文
・「とってもきゃわたん」とてもかわいい。
・「このにゃんこきゃわたん」このねこかわいい。
「きゃわたん」の例文3
「きゃわたんピッピが買ってくれました」かわいいものを彼氏が買ってくれました。
ピッピは彼ピッピの略で、彼氏のことを指しますが、新語と普通の現代語をあわせて使ってしまうと、無理しているとみられてしまうため、扱うときには、「同じような新語」をあわせて使うようにしないといけません。
無理して使うようなことは避けるべきです。
「きゃわたん」の類語・関連語
「きゅんです」は、胸がキュンとする気持ちを表していて、2020年での使われにかわいいという意味を含みます。
「きゃわたん」を使う場面では、「きゅんです」を使った方がいいかもしれません。
「きゃわいい」は、かわいいの進化形で、かわいいと言いたかったが、正しく「か」と発音できないほどにかわいいと言った意味をもつものがあります。
「きゃわわ」は、「きゃわいい」をさらに変化させた言葉で、正しく「いい」と発音できないほどにかわいいとなります。
あとに続ける「わ」をさらに増やすことで、より強調された表現となり、「きゃわわわ」や「おきゃわわ」などの言葉もあります。
「きゃわたにえん」は、やばいほどかわいいという意味です。
先に「やばたにえん」という「やばたん」と「永谷園」が合わさった「やばい」という意味言葉があり、「きゃわたん」と「やばたにえん」が合わさった言葉です。
2013年以降には、かわいいという表現自体が細分化されて様々な新しい言葉が生まれています。
以下に一例をあげます。
「ぐうかわ」
ぐうの音も出ないほどにかわいい。
「ゆめかわ」
夢のように(メルヘンチックな様子に対しての)かわいい。
「ぎゃんかわ」
衝撃をうけるほどにかわいい。
「げろかわ」
吐きそうなほど衝撃をうけるかわいさ。
「めっかわ」
めちゃくちゃかわいい。
「ブサかわ」
不細工だけどかわいい。