「ご期待に沿えず」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「ご期待に添えず」

ご期待に添えずという表現は相手の希望通りにいかずに、期待に応えることができず、といった意味合いを含めています。

つまり、自分が相手の期待にしっかりと答えることができなかったときに使う言葉であり、相手が期待に応えてくれなかったときに使う表現ではありません。

「ご期待に添えず」の意味

期待に添うという表現と期待に添ういう表記がありますが、どちらも誤りではありません。

しかし、沿うという表記の方が下の意味に近いため、新聞などではこちらの漢字を使うことが多いです。

謝罪を米の場合は「ご期待に添えず申し訳ありません」という形にします。

「ご期待に添えず」の言葉の使い方

ご期待に添えずという表現は様々な場所で利用できますが、謝罪する場合は断る場合、相手の期待にそもそもそういうことができない時に使うことができます。

「ご期待に添えず」を使った例文・短文(解釈)

それならば実際にご期待に添えるという表現を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここではご期待に添えずという言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「ご期待に添えず」の例文1

「残念ながら今回の採用は見送りとなりました。ご期待に添えず申し訳ございません」

就活をすると、不採用だった時にお祈りメールと呼ばれるものがきますよね。

いわゆるお祈りメールにはご期待に添えずという表現が使われます。

採用されたいと希望を持って応募してきた就活生に対し、「あなた達は採用されないことになった」という旨を伝える場合にご期待に添えるという表現を使うのです。

「誠に残念ながらご期待に添えない結果となりました」などという言い回しもあります。

多くの場合、1番最後に「今後のご活躍をお祈りいたします」と書かれているため、このようなメールはお祈りメールと呼ばれています。

無理もありませんが、就活生が受け取りたくないメールの1つだとされています。

「ご期待に添えず」の例文2

「今回は希望者が多く、すでに一定数に満たっているため、今回は見送りとさせていただきます。ご期待に添えず申し訳ありません」

早い者勝ちで参加者が決まっていくイベントなどで、席が全部埋まってしまった場合、それ以上の申し込みが来たら断らなければいけません。

そのような時にもご期待に添えるという表現を使うことができます。

もう少し早く申し込みをすればよかったのですが、やはり申し込みをしてきたという事は参加したいという気持ちを持っていたわけですから、その気持ちを汲んで「ご期待に添えず」という表現を使うのです。

「ご期待に添えず」の例文3

「ご期待に添えず、残念な結果になってしまい、大変申し訳ございませんでした」

相手に謝罪する時もご期待に添えずという表現を使うことができます。

ご期待に添えず残念な結果になってしまい、申し訳なかった、二度とこのようなことがないようにしていく、と反省の言葉を述べるようにしましょう。

必要に応じて「日を改めてそちらに伺います」などという姿勢を見せると非常に丁寧に見えますね。

また、「ご期待に添えず本当に残念です」といった謝罪の仕方もあります。

「ご期待に添えず」の例文4

「当店ではあなた様のご期待に添えることができません。申し訳ございません」

就活生のみならず、例えばアルバイトの応募に対して断りの連絡を入れるときにはこのような表現を使うことができます。

応募する側は採用されたいという期待をして応募してくるわけですから、きちんとそれに対して「添えることができない」と返信をしなければいけません。

さらに相手が費やした時間と手間を理解し、謝罪を一言入れると丁寧です。

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