「しきりにはしゃぐ」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「しきりにはしゃぐ」とは?意味と使い方

この記事では、「しきりにはしゃぐ」の意味の使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「しきりにはしゃぐ」とは?意味

「しきりにはしゃぐ」とは、同じことを何度も繰り返しては楽しそうな様子を見せるという意味があり、「しきり」には「何度も」という意味があり、繰り返し同じ人に声をかけられる状態のときは「何度も同じ人に誘われる」と使います。

「しつこく」とも言い表せる「しきりに」は人の行為に対してしつこさを感じさせる相手を揶揄し、その行為にうんざりする人の気持ちを表せます。

そして、「はしゃぐ」「動き回る」「騒ぐ」という意味になり、「しきりにはしゃぐ」「騒いで動き回る」という意味合いになります。


「しきりにはしゃぐ」の概要

いつまでも大きな声を出して煩くするは、元気良く話す人は周囲を疲れさせ、迷惑をかける行為を見せますが、その行為を「しきりにはしゃぐ」と言い表します。

この言葉の由来は木が乾くと反り返る「はしやぐ」からきており、木が湿ってジメジメしている状態を人間に例えたとき「元気なく沈んでいるさま」と表せます。

反対語の乾いた状態を表す「はしゃぐ」にすると「調子に乗った人が浮かれて騒ぐようす」を表す言葉となり、そこへ「しつこく何度も」という意味がある「はしゃぐ」を足すことで「しつこく何度も騒ぐ人」になるわけです。


「しきりにはしゃぐ」の言葉の使い方や使われ方

何度も同じ動きを繰り返す残念な人という意味で使われている「しきりにはしゃぐ」は、調子に乗って周囲の人の迷惑もかえりみずにふざける人の行為に対して使われる言葉です。

場所と状況を考えずに騒ぐ人たちのその迷惑行為を表せる言葉でもあり、いかに煩くてその場にいる人々が困る状況になるかが分かっていないさまでも使えます。

類義語には「終始」「頻繁」とあるように、始めから終わりまでずっと元気良く動き回る、何度も同じ行動するという意味合いで使われています。

「しきりにはしゃぐ」を使った例文(使用例)

・『相手の気持ちを惹きつけるためしきりにはしゃぐ子供の姿に笑ってしまう』
・『家族で行った店の中で子供がしきりにはしゃぐので店員に怒られた』
・『そんなにしきりにはしゃいでばかりいると今に痛い目にあいますよ』
好きな人の気持ちを強く惹きつけようと思う子供は陽気になり、動き回ってしまいますが、大人から見ればなんとも無邪気で可愛らしいと思います。

しかし、場所によってはその無邪気な行動が他人の迷惑になりますので、怒られてしまいますから注意が必要です。

また、「しきりにはしゃぐ」のも可愛らしいと感じさせますが、あまりにも大人が周囲を見ずに騒いでいると嫌われるばかりではなく、人の信用も失うと忠告されます。

まとめ

子供なら「しきりにはしゃぐ」のは元気な証拠として可愛らしく思えますが、大人の世界ではしだいに興奮した人は調子にのる行為は相手を疲れさすこともあり、関わりたくないと嫌われる気持ちも表せます。

常識的な考えができる人なら時と場所をしっかり見て、今は「しきりにはしゃぐ」のはよくないと思う行動は抑えるよう注意しましょう。

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