この記事では、「しっぺ返し」の意味を分かりやすく説明していきます。
「しっぺ返し」とは?意味
「しっぺ返し」は、やられたことをそのまま相手側に返すことで、倍にして返すことではありません。
倍にして返す言葉は、「倍返し」で「しっぺ返し」は絶対に相手側が企てたことに対して同じことを返す必要性があり、自分勝手に相手側に対して仕返しの内容を変えることを許さないです。
これを許した場合、「しっぺ返し」は単なる報復や仕返しという扱いになり別物とします。
ただ、「しっぺ返し」は事実上報復であり、同じことを同じようにやり返すことが難しい場合、単なる報復になりがちで対象側が報復であると認識すれば単なる報復になり下がります。
「しっぺ返し」の概要
「しっぺ返し」は、言葉の語源はお坊さんが持っている竹の棒のことで相手をたたくことで煩悩を払う物ですが、この棒は実は打つ側も打たれる側に回ることでこの状態を「しっぺ返し」と呼ぶようになりました。
なお、「しっぺ返し」とみられる状況については結構な割合で同業者間で存在があり、お茶の世界では、礼儀作法が異なることでとんだ「しっぺ返し」の応酬合戦になることもありただの報復合戦ではないかということも起きやすいです。
「しっぺ返し」の言葉の使い方や使われ方
「しっぺ返し」は行為として行い使われ方は、受けたことに対して即座に報復するために使用し、この時、報復攻撃は全く同じことを相手に返します。
ただ、これはあくまでこちら側が受けた痛みを自分なりに解釈して相手に与えるため、事実上同じ痛みである必要性は無いです。
「しっぺ返し」を使った例文
・『浮気がバレて彼女からしっぺ返しを食らう』
この例は、浮気がバレたが故、彼女も浮気をしてやり返したという例です。
しっぺ返しは、同じことをやり返すことにあり、この例は浮気がその行為に該当します。
・『いつかお前にしっぺ返しが返ってくるぞ』
この例は、対象となる人物の素行が悪く、それに対していつしか同じことをし返してくるものが現れるという例です。
なお、本当に対象に対して、同じことをし返す人物が登場するかどうかについては未知数ですが、恐らくいつかは同じように対象に対して仕返しをするかそれ以上のことを行う人物が現れるケースは考えられます。
まとめ
「しっぺ返し」=倍返しも含むと考えている人が多いのですが、「しっぺ返し」はあくまで同じことを受けることであるため、倍返しや行う仕返しを変更するということは行わないです。
それを行った場合、単なる報復になるため、「しっぺ返し」の前提である同じことを対象にお返しするという行為でなくなってしまい、報復の場合さらなる報復を呼ぶ可能性もあり、あまり好ましいと言えません。
ただ、「しっぺ返し」の同じことをやり返すという行為は体感でしかないため、ついついやり返す方は過剰に仕返しをやりがちになり、単なる報復になるケースが多いです。