この記事では、「アカウンタビリティー」の意味を分かりやすく説明していきます。
「アカウンタビリティー」とは?意味
「アカウンタビリティー」は、経営者側が、株主や投資家の方に対して財務報告を行うことで、日本語で言う説明責任です。
説明責任の必要性は、企業に投資をしている人物からしてみれば企業の状況を判断する材料になるため、論理上必要な処置になります。
説明責任を怠った場合、投資家からしてみればその企業は自己の財務状態や置かれている立場を理解していないと判断する材料になるため、投資を行うだけの価値はないと判断する基準にもなるのです。
「アカウンタビリティー」の概要
「アカウンタビリティー「」という考え方は、元々は、アメリカにて、当時、不明な公的機関の出資金という物が問題視され始め、国民側がその資金の出所について迫ったことを、「アカウンタビリティー」と呼び、今現在日本においては、説明責任と同じ意味で使用されています。
ただ、日本の場合、「アカウンタビリティー」よりも説明責任という言葉の方が広く流通したが故、同じ意味を持つ「アカウンタビリティー」は、投資の世界でもあまり使用されておらず、株式説明会においても説明責任という言葉が使用されています。
「アカウンタビリティー」の言葉の使い方や使われ方
「アカウンタビリティー」は海外では、公的機関がきちんと資金を流用しているかどうかを問う言葉として使用されており、日本の場合、投資家側が企業の経営状態などを把握する説明責任という言葉と同じ意味で使用しています。
「アカウンタビリティー」の類語や言いかえ
「アカウンタビリティー」の類語や言いかえは、日本では説明責任でこれは、公的機関に準ずる人物に対しても使用され、政治家においてもきちんと資金の在り方を説明する義務であるかのように使用します。
ただ、日本の場合、説明義務違反となることを恐れて適当に説明責任を果たすか、自ら説明する立場を放棄する辞任という手法で「アカウンタビリティー」から逃れる手法も存在します。
まとめ
「アカウンタビリティー」は、日本で言う説明責任のことで、政治だろうと企業であろうと説明をする責任のことを指します。
日本では、この説明責任は絶対でありますが、当事者が辞職した場合、関係者ではなくなるという都合上、説明責任を果たさなくともよいという解釈が存在していました。
ですが、今現在ではそのようなことは通用せず、辞任したから説明義務を果たす必要性はないというわけではなく、当時、会社や政治がどうであったかを示す責任からは逃れることはできなくなっています。
そうしないと、会社を辞めて、新しいポストを作り、その会社や政治的な立ち位置につけば再度企業のトップや政治家であることを可能と考える者が増えます。
延々と辞任をすれば「アカウンタビリティー」を果たす必要性はないとすることを防ぐため、現在では、説明責任は一応回避できない物になっているのです。