皆さんは料理の時に色々な調味料や香辛料を使うことがあるかと思いますが、ソースにこだわりを持っている人も少なくありません。
そのソースでも「ウスターソース」と「お好みソース」には、どんな違いがあるのでしょうか? そこでこの記事では、「ウスターソース」と「お好みソースの違いを分かりやすく説明していきます。
「ウスターソース」とは?
「ウスターソース」は「果物や野菜に香辛料を加えてじっくりと熟成させて作られたソース」のことを言っています。
果物や野菜をしっかりと滑らかになるまで擦り下ろしこすことで半液体状態になっているために、 . 粘度が低くさらさらしています。
これに香辛料独特の辛味が加えられているのです。
そのため揚げ物にかけたり、煮込み料理のちょっとした隠し味としても使われているのです。
意外と知られていないのは、江戸時代末期に日本に伝わっていること。
そして、明治に入り洋食が広まっていくと同時に全国に広まっていきました。
「ウスターソース」はイギリスのウスターシャー州ウスター発祥とされていることから、「ウスターソース」と命名されたのです。
「お好みソース」とは?
「お好みソース」は、お好み焼きの具材によくマッチしてとろみの味がとても人気。
お好み焼きとのマッチングを前提に研究されてきたこともあり、具材の美味しさを引き立ててくれるのです。
「お好みソース」には、トマト・デーツなど野菜や果実に50種類の原材料が使われており、素材が持つ自然な甘みと旨味を最大に引き出して、調味料と香辛料などがブレンドされて見事な味わいを作り出しています。
「ウスターソース」と「お好みソース」の違い
ここで「ウスターソース」と「お好みソース」の違いを整理してみましょう。
「ウスターソース」は「料理に使われる調味料の一種で、野菜・果実のジュースなどに酢・香辛料を加えて塩・砂糖で味を整えながら熟成させた調味料のこと」です。
一方の「お好みソース」は「ウスターソースを作る時に沈殿物を廃棄せずに、とろみをつけるために使用し改良されたもの」でもあるのです。
「ウスターソース」は、英語で表現すると、「ウスターシャーソース」と表現されており、味や製法は日本のウスターソースとは違っています。
前述のようにイギリスのウスターシャーの主婦が残り物の野菜で作っていたソースと言われています。
また、「お好みソース」は元々「お好み焼きにかけるソースのこと」であり、以前はお好み焼きに「ウスターソース」を使われていたのですが、とろみがないためにサラサラとして絡みにくいために、粘り気を持つ「お好みソース」が作られた経緯があります。
「ウスターソース」の例文
「ウスターソース」の例文は以下のようなものが挙げられます。
・『ウスターソースは、洋食だけでなく焼きそばや焼うどんなどにもよく合う』
・『チャーハンや焼きそばなども、オイスターソースを加えるだけであっという間に中華風』
「お好みソース」の例文
「お好みソース」の例文は以下の通り。
・『お好みソースはお好み焼の具材によくからむ”』
・『お好みソースは広島でもっとも有名なソース』
まとめ
「ウスターソース」と「お好みソース」の違いを説明してきましたが、普段の生活の中でよく使われているものだけに、その歴史や内容を理解すると、食卓での楽しみ方も面白くなるのではないでしょうか。