この記事では、「ギスる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ギスる」とは?
職場や学校での人間関係がうまくいかず、どうもギスギスと音を立てるように引っかかり、摩擦が起こるような悪い状況を表すのが「ギスる」です。
職場では上司との関係が悪くなり、一緒にいるのも息がつまってしまうほどつらさを感じる状況を指します。
そのような状況ではうまく仕事ができず、社員同士の関係が悪化して話しにくくなったり、空気が悪くなってしまい、次第に険悪な雰囲気が流れてしまう職場になってしまうわけです。
元々は「ギスギスする」の略語であり、相手と意見や考え方がまったく合わないところに険悪の空気が流れ、お互いにひどく嫌いになってしまい、関係がなかなか修復できません。
「ギスる」の概要
お互いにまったく意見が合わない状況であるとしだいに空気が悪くなり、一緒にいるだけでも息苦しさを感じてしまうことになります。
空気はしだいに重たくなり、二人でいることが苦しくってしまうところに「ギスるな」と距離を離したくなってしまうのです。
この言葉が使われる場面としては二人でいるときであり、相手と話が合わないとか、生理的に受け付けないという場合であり、ずっといることに苦痛を感じてしまうわけです。
「ギスる」の言葉の使い方や使われ方
「ギスる」の使い方は、相手と二人きりでいるとき、どうも空気が合わないと思えば「なんだかギスるな」と気分が悪い状況を表しますし、相手が生理的に無理だなと感じる人であれば「ちょっとギスるわ」と距離をおくこともあります。
目も合わせられず、一緒にいると息がつまりそうな二人を見ている人は「あの2人、すごくギスる」と思うときに使ったり、喧嘩して怒り心頭の人を見たときは「かなりギスる関係で修復は無理だろう」と推測するわけです。
人間関係に亀裂が入るほどお互いに許せないと思って相手を嫌いになってしまったときや、緊張状態になってしまうほど愛する人を奪い合って劣悪な状態に陥るなど「ギスる」関係になってしまう原因にはいろいろあります。
いずれにしても交流が円滑にいかず、元の状態に戻ることが難しいと思うほど不仲な関係になった人に「ギスる」と使われています。
「ギスる」を使った例文(使用例)
・『恋人を奪う愚かな行為する友達とギスる』
・『夫と些細なことで喧嘩した後、関係がギスる』
・『職場にいる後輩に仕事のことで注意したら関係がギスる』
いくら友達だからといっても愛する恋人を寝取られたときはかなりギスギスした関係になりますし、家庭内でも喧嘩した後は重い空気が流れて、関係が「ギスる」こともあります。
職場でも仕事だというのに注意すれば関係が悪くなることがあり、修復は難しいのです。
まとめ
いくら好きな人であっても、気の知れた友達であったとしても喧嘩した後は悪い空気が流れ、一緒にいることさえも苦痛になってしまいます。
そんな最悪な状況を「ギスる」と言い、ひどくつらい状態から今すぐに脱出したいと強く思うようになり、その場から逃げ出したくなってしまうような状態のときに使うといいでしょう。