この記事では、「ギャグ」と「ダジャレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギャグ」とは?
話題や行為の最中に挿入する短い言葉や仕草などで笑わせること、面白がらせることを目的としたもので、ショービジネスにおいて観客を笑わせる要素やアイデアなども指します。
語源は「猿ぐつわ」で言論抑圧の意味などもありましたがだんだんと転じていって笑わせる要素へと変化しています。
ギャグには顔の面白さ、音の面白さフレーズの面白さ、話の展開の面白さなど無数の種類があり、二つの言葉の発音が同じもので面白くさせようとするのがダジャレで、オヤジギャグもダジャレと同義語ですが、こちらには親父と呼べるような年代の人が言いそうなギャグというくくりは少なくとも存在します。
マンガでは笑わすことが主体の作品をギャグ漫画と呼びます。
こちらは台詞のアイデア、展開のアイデア、画などで笑わせることがメインとなっていて、コマ割りで笑わすというような展開はかなり実験的なものと言えるでしょう。
「ダジャレ」とは?
同じか非常に似通った発音の言葉をかけて遊ぶ言葉遊びで、「布団がふっとんだ」や「アルミ缶の上にあるみかん」など極端に使われている例題のようなダジャレも存在します。
基本的には日本語では日本語のみの場合と、日本語と日本で聞き馴染みのある英語や中国語などの組み合わせによって作られ、日本語のみ使える人には日本のダジャレしか通用しないと言えるでしょう。
海外にもダジャレ自体は存在しています。
そのため英訳もしくは和訳が難しくなる部分です。
ダジャレはどちらかと言うと音声によるギャグで、文字メディアでは通用しなくはありませんが、漢字のひらがな変換などでやや伝わるのに時間が発生してしまいます。
絵によるダジャレは笑わすと言うよりはクイズにとどまるもので、ギャグ漫画でダジャレをメインで行うケースは非常に珍しく、行われた場合でもフォントでダジャレであることを強調する工夫などが必要です。
「ギャグ」と「ダジャレ」の違い
「ギャグ」と「ダジャレ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ギャグ」は笑わせようとする行為全般を指す言葉で、「ダジャレ」はギャグに分類される二つ以上の似た発音のものを使った言葉遊びでもあります。
会話中でも思いつくことがありうるので最も一般人が多用しやすいギャグでもあります。
ただしテレビのお笑い・ギャグにおいてダジャレが天下を取るというケースはありませんでした。
ダジャレがうまいと会話がうまい、頭の回転が速いという印象を与えられる可能性もありますが、人の聞いたことのある有名ダジャレを連発してもそうは思われません。
まとめ
「ギャグ」が笑わせる行為とアイデア、「ダジャレ」は言葉遊びのギャグと分類することができます。
ダジャレは音声で楽しむのがメインのもので、耳で聞くのが一番面白いものと言えるでしょう。
ギャグマンガはジャンルとしてありますが、ダジャレマンガは存在していません。