この記事では、「ファーミング」と「フィッシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ファーミング」とは?
「ファーミング」とは、「DNS(ドメイン・ネーム・サーバー)の設定を書き換えることで、ユーザーを偽のウェブサイトに誘導し、不正に個人情報・金銭を盗み取るネット詐欺(フィッシング詐欺)の手法」を意味しています。
「ファーミング」 の名称は「農業 (“farming”)」に由来する“pharming”で、「ユーザーを銀行・証券会社・オンラインショップなどの偽サイト」に誘導し、パスワード・暗証番号・資産などを盗み取る詐欺なのです。
「フィッシング」とは?
「フィッシング」とは、「送信元の銀行・証券会社・ECサイトなどを偽装した電子メールを送りつけて偽サイトに誘導した上で、ユーザーの個人情報を盗むネット詐欺の方法全般」を意味しています。
「フィッシング」は、まぬけなユーザーを釣り上げるという意味で「釣り(“fishing”)」に由来した言葉になっています。
「ファーミング」と「フィッシング」の違い!
「ファーミング」と「フィッシング」の違いを、分かりやすく解説します。
「ファーミング」と「フィッシング」はどちらも「ユーザーを偽サイトに誘導するネット詐欺の手法」ですが、「ファーミング」は広義の「フィッシング」の一種であるという違いがあります。
「ファーミング」とは、「DNSの設定を書き換えて、ユーザーが正しいURLをクリックしても偽のウェブサイトに誘導できる仕組みをつくり、不正に個人情報を盗むフィッシング詐欺の一種」を意味しています。
「フィッシング」のほうは、「送信元の銀行・証券会社・ECサイトなどを偽装して電子メールを送りつけ、メール内のURLをクリックさせユーザーの個人情報を盗むネット詐欺の方法全般」を意味している違いがあります。
まとめ
「ファーミング」と「フィッシング」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「ファーミング」とは「DNS設定を書き換えて、ユーザーを偽のウェブサイトに誘導して不正に個人情報を得るネット詐欺の手法」を意味していて、「フィッシング」は「送信元を偽装した電子メールを送りつけ、ユーザーを偽のウェブサイトに誘導して不正に個人情報を盗むネット詐欺の手法」を意味している違いがあります。
「ファーミング」と「フィッシング」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。