「ブラウザクラッシャー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ブラウザクラッシャー」とは?IT用語

この記事では、2000年代初頭に多く見られた「ブラウザクラッシャー」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ブラウザクラッシャー」とは?意味

インターネットブラウザに悪影響をもたらすタイプのホームページのことで、ポップアップウィンドウや新しいウィンドウで閲覧しているホームページが開かれ続ける、戻るボタンを押しても戻ることがない、PCを再起動させないと回復できないものも多数あります。

見ようとしていたホームページが表示されずにプレゼント当選ページが表示されるケースやウィルスチェックソフトのマカフィーを騙るフィッシングサイトはそのものではないのですが、表示回数の異常な多さや戻るという動作をさせないという症状からブラウザクラッシャーに近いものがあります。


「ブラウザクラッシャー」の概要

ブラウザが現在のChromeやFirefox、Edgeに切り替わる前の物ではブラウザクラッシャーにより弱く、ポップアップウィンドウが多数現れてしまうケースが有りました。

ポップアップウィンドウは現在では悪意無いケースであっても使用は好まれないものとなっています。

海外系サイトなどには特にブラウザクラッシャーが多く存在していた時期もありますが、迷惑メールのフィッシング詐欺ほどの数の多さではありません。

なお、ブラウザクラッシャーというもののお気に入りが削除される、再起動できず、再インストールが必要なケースまではそう多くはありませんでした。

ただし、履歴などは相当な数がブラウザクラッシャーが表示されてしまうということはありえます。

現在ではスマートフォンを対象としたブラウザクラッシャーというものもありますが、対処法として端末を再起動する、ブラウザを閉じるという方法はパソコンと同様有効です。


「ブラウザクラッシャー」の言葉の使い方や使われ方

「ブラウザクラッシャーを国内のページで食らうとは思わなかった」「このサイト自体はブラウザクラッシャーではないがあまりに広告が大きすぎる」「ブラウザクラッシャーは回線を切断してもあまり意味がない」などの言葉がありますが、基本的に対処するという使い方、たとえとしての使い方、遭遇した場合の使い方がメインと言えます。

「ブラウザクラッシャー」の類語や言いかえ

略語で全く意味が同じですが言い換えとして「ブラクラ」が有名です。

並ぶ言葉自体はなく、ブラウザクラッシャーという言葉を知らない人であればホームページの表示がおかしい、画面が出続ける、ホームページが止められない、極端に言えばパソコンがおかしいなどと言った言い方になるでしょう。

まとめ

ブラウザクラッシャーは利益目的とはいいがたいいたずら目的で行われるケースが多い点が非常に厄介ですが、PCのセキュリティも進歩はしています。

怪しいサイトは見ないということが基本的なブラウザクラッシャー対策と言えますが、遭遇してしまった場合は強制終了をさせましょう。

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