コロナウイルスの世界的流行で最も大きなダメージを受けたのが旅行業界です。
旅行という行為その門ができなくなってしまう当然だミモンの事態に見舞われる中、新しい旅行の形として提案されたのが「マイクロツーリズム」です。
これからの旅行業界を左右すると言ってもいいほど重要なキーワードですが具体的にはどのようなものを指す言葉なのでしょうか。
今回は、「マイクロツーリズム」の意味と類語について解説します。
「マイクロツーリズム」とは?意味
「マイクロツーリズム」とは、「自宅から1~2時間程度で行ける地元近辺への旅行」を意味する言葉です。
「マイクロツーリズム」の概要
コロナウイルスの大流行によって全世界的に移動制限が行われました。
世界各国を就航してきた飛行機便は軒並みキャンセルとなり利用客が95%も減少するなど、それまで日常的だった人の移動という当たり前の行動が難しい状況になってしまいました。
このような人の移動に制限が発生する状況にあって旅行業界は深刻な打撃を受けてしまいます。
人が移動するというのは旅行の基本中の基本でありそれ無しでは旅行そのものが成立しません。
なんとか旅行する方法はないかと知恵を絞った結果、生み出された新しい旅のスタイルが「マイクロツーリズム」です。
「マイクロツーリズム」とはその名の通り「ごく小規模の旅行」を意味する言葉です。
日本では一般的に移動制限の対象外である居住地と同一県内の旅行を指しています。
これまで旅行といえばある程度遠くに出かけるものでしたが、「マイクロツーリズム」では移動制限がかけられている中でも旅行ができるように自宅の近くに出かけるというこれまでとは全く異なる新しい旅のスタイルを提案しています。
同じ県内といっても言ったことのない場所、見たことないものはたくさんあります。
地元に近い観光地には意外と行く機会が少なく、あらためて旅行してみてその魅力に気づくケースは少なくありません。
厳しい状況が続く中似合って旅行業界は「マイクロツーリズム」という新たな旅行スタイルに活路を見出そうと努力しています。
「マイクロツーリズム」の言葉の使い方や使われ方
・コロナ禍を乗り切る救世主としてマイクロツーリズムに望みをかける。
・マイクロツーリズムで近所の温泉に行ってみた。
・身近な場所で意外な出会いがあるのがマイクロツーリズムの楽しみだ。
・マイクロツーリズムであらためて地元の魅力を再発見する。
「マイクロツーリズム」の類語や言いかえ
・小旅行
「規模の小さい旅行」を意味する言葉です。
気軽に行ける場所や近いところなど大々的ではなく簡単な準備で出かけられる日帰りもしくは1泊程度の旅行を指します。
「マイクロツーリズム」に比べるとやや規模は大きいですが、移動制限やロックアウトなどの大幅な既製がない頃から使われていた古い表現です。
・安近短
「費用が安く近場で時間も短い」という意味の言葉です。
デフレ化におけるレジャー志向を表す言葉として2015年ころに誕生した言葉ですが、「マイクロツーリズム」との類似性が見られます。
移動距離よりも費用面に重点が置かれている表現であり、近場でもそれなりにお金をかけることもある「マイクロツーリズム」とはややニュアンスに違いは見られますがおおよその意味はとても良く似ています。
まとめ
頃中で誕生した「マイクロツーリズム」ですがさまざまなアイデアで新しい旅行プランが次々に提案されています。
今後定着するかどうかはまだわかりませんが、コロナ禍を考える上ぜひ知っておきたい言葉のひとつです。