この記事では、「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロスタイム」とは?
「ロスタイム」は、日本だけで使用されている言葉で、試合などで試合の進行が止まっていた時間のことを指します。
止まった分の時間については、試合の前後から時間をプラスしてプラスした時間分で試合を決します。
日本だけで使用されている言葉であるというのが「ロスタイム」の特徴で、他国では、試合の進行が止まっていた時間のことを、別の言い方で表現をします。
「アディショナルタイム」とは?
「アディショナルタイム」は今現在進行している物にプラスして時間を加えるという意味です。
海外では、時間を無駄にするという「ロスタイム」という言葉をあまり快く思っていないが故、あえて、今現在進行していることに対して時間をプラスするという、「アディショナルタイム」という言い方をします。
「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違い
「ロスタイム」と「アディショナルタイム」の違いは、時間を加点するに際して、無駄な時間と称するか、あえて今現在進行している物事に時間をプラスするという前向きにとらえるかという違いです。
その為、日本では、「ロスタイム」という言葉は後ろ向きであると言われるようになり、現在では、別の呼び方を使用するケースがあります。
「ロスタイム」の例文
・『ロスタイムは基本試合時間と別に分けて考える』
この例は、ロスタイムという試合とは関係がない時間は試合と別に分けて考える必要性があるとした例です。
なお、「ロスタイム」に当たる行為がどの程度の時間を必要とするかや、これは試合時間に入るのではないかということはゲームを進行する審判が決めます。
「アディショナルタイム」の例文
・『アディショナルタイムをフル活用する』
この例は、試合の前後に追加される時間を有効活用するという例です。
この有効活用できる短い時間で試合を決することができれば選手たちはそれでよしとしています。
まとめ
「ロスタイム」や「アディショナルタイム」は試合に加算されるプレイとは関係がないことで時間を費やした分の取返し時間であり、両者の違いは、無駄な時間だった行為をプレイ時間に加算するという意味合いになるか、あえて今現在進行中の物に時間を追加するという考え方の違いです。
「ロスタイム」という言葉は日本でのみ使用されている言葉で、意味合いとしては、無駄な時間という意味合いが強いが上、海外ではあまり好まない表現法ということで、「アディショナルタイム」という言い方が定着したのです。
なお、この両者の加算される時間については、試合の前後で3分から4分までを延長時間とするのが相場でそれ以上の追加時間をプラスした場合、延々と時間を延長する行為になり円滑に試合が運ばなくなるため、制限時間を設けたうえで両者は試合に適応されます。