「一同に会する」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「一同に会する」とは?意味と使い方

この記事では、「一堂に会する」の意味を分かりやすく説明していきます。

「一堂に会する」とは?意味

大勢の人が一つの場所に集まることという意味を表す言葉で、人中心に使われる言葉ではありますが、「歴代の特急列車が一堂に会する」など、ものに対して使うことも可能です。

基準こそありませんが一定の人数を超えている必要があり、4人程度では一堂に会するとは言わないでしょう。

また、家族であれば同じ家に暮らしている人が全員集まっても一堂に会するとは言わず、親戚や別の家に住む家族が集まる程度はないと一堂に会するとは言いにくいものがあります。

「一堂に会する」の誤変換で現れる「一同に会する」は誤字で、一堂が正しい表記となっています。

一同には関係する全員という意味があり、一同に会するでは関係者が集まるという意味に取れなくもありませんが、間違えた言葉となっています。

インターネットスラング的に普及するような柔らかい言葉ではないため、一同に会するという言葉が仮に一般化するとしても、10年単位以上のかなり長い時間を要すると言えるでしょう。


「一堂に会する」の概要

一堂に会するという言葉は場所、集まるメンバーの説明を行うケースが多く、「学生が講堂に一堂に会する」などの使い方をします。

どちらかと言うと文章で使うケースが基本で、直接口に出して使う言葉としてはあまりポピュラーではありません。

電車や車、日常店舗では目にしないような珍しい品物、まだ製品化されてい段階の最新のテクノロジーなどであれば一堂に会するというのはイベント性を持ったものである場合があり、展示会や呼び物として開催されることもあります。

なお、ひとつの機械に最新テクノロジーが一堂に会するというような使い方はしません。

一堂に会するという言葉の場所の概念はある程度広い場所というものがあり、紙面やインターネットでも使えないことはないですが珍しい使い方と言えます。


「一堂に会する」の言葉の使い方や使われ方

「教授陣と生徒が一堂に会する」「国会議員が一堂に会する」「絶版になったマンガが一堂に会する」「クラシックカーが一堂に会する」「各局のアナウンサーが一堂に会する」などの使い方があります、一堂に会するという言葉に直接その意味はありませんが、使い方によっては珍しい集まり、凄い集まりといった意味合いになる場合があります。

「一堂に会する」の類語や言いかえ

集合する、集まる、大勢が顔を合わせる、勢揃いする、集結する、一箇所に集まるなどが言い換えとして使うことが出来ます。

対義語は離散するという言葉になります。

まとめ

「一堂に会する」「一同に会する」と誤記してしまいがちですが、一堂という言葉が一つの場所であるという意味に着目すると間違えにくくなるといえるでしょう。

人だけでなく物を相手にも使える言葉で、「新型車が一堂に会する姿は壮観だ」と言うような使い方もできます。

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