この記事では、「上出来」の意味を分かりやすく説明していきます。
「上出来」とは?意味
できあがりのようすや、物事の結果などが優れていること、またそのさまです。
「上」という漢字には、程度が高い、よい、すぐれるという意味があります。
「出来」とは、ものができること、できあがること、できあがった状態のことです。
こういったことから、「上出来」とはできあがったものが優れているという意味になります。
客観的にみて優れている場合も、主観的にみて優れている場合もいいます。
「上出来」の概要
できあがったものや結果が優れている、そうでないなど評価する場合には、何かと比較する必要があります。
その比較対象は、他人であったり、過去の自分であったりします。
走ることで説明をします。
Aさんは走るのが苦手で50m走のタイムは11秒で、運動会の短距離走ではいつもビリです。
他の人の中には50m走のタイムが9秒で、運動会の短距離走ではいつも1位、2位という人もいます。
それに比べるとAさんは優れていないといえるでしょう。
Aさんは速く走れるようになりたかったので練習をしました。
その結果、50mを10秒で走れるようになりました。
他の子と比べると優れたタイムとはいえないかもしれませんが、過去のAさんと比べると進歩しているといえます。
過去の自分と現在の自分を比べたAさんは、今の自分に満足をしました。
Aさんにとってこのタイムは「上出来」なのです。
今度はハンバーグのことで説明をします。
ハンバーグを自宅で作ってみました。
肉の質、調味料の配合、こね方、焼き加減などにこだわって作りました。
完成したものは、硬すぎることがなく、切ると肉汁がじゅわーっとしみ出してきて、デミグラスソースとの相性がばっちりです。
自分ではよくできたと思っており、家族にも好評です。
高級レストランで食べるものほどではないかもしれませんが、自分の中では優れた出来栄えだと思っています。
これは「上出来にできた」といいます。
「上出来」の言葉の使い方や使われ方
できあがったものや結果がすぐれていることを指して使用します。
優れているかを判断するには何かと比べる必要があります。
この言葉は、過去の自分と比べた場合や、他の人や物事と比べた場合、どちらの場合にも使用できます。
また、ある人は優れているとは思っていなくても、自分では優れていると思っている場合にも使用可能です。
「上出来」の類語や言いかえ
「よくできた」が似た意味の言葉です。
「よく」はうまくという意味で、「できた」はしあがる、つくりあげるという意味です。
完成したものが上手であるさまを意味します。
主観的にみた場合も、客観的にみた場合も、どちらでも使用できます。
まとめ
できあがったものが優れているという意味の言葉です。
過去の自分と比べて成長している、優れていると思う場合や、他と比べて優れている場合などに使用をします。