この記事では、「不首尾」の意味を分かりやすく説明していきます。
「不首尾」とは?意味
「不首尾」は、物事の始まりから終わりまでがうまくいかないことです。
守備が、物事の始まりから終わりのことを意味していて、不という言葉がそれらすべてを打ち消しています。
よってこの言葉は、出来ないという言葉になり、物事の始まりから終わりまでがうまくいかないとなるのです。
不という言葉は、「不首尾」以外にも使用されており、似たような言葉に「不都合」がありますがあれも、都合という合致するという意味を打ち消して否定するが故、合致しないという意味になります。
「不首尾」の概要
「不首尾」は、要は、首尾という物ごとの始まりから終わりまでがうまく機能しないという意味で、うまくいかないということを拡大に解釈した言葉です。
その為、うまくいかないという部分を、評判が悪いと解釈することも可能で、「不首尾」は評判が悪いという意味もあります。
また、うまくいかない=体調が悪いという解釈もあり、「不首尾」は体調が悪いことを示す言葉でもあるのです。
よって、「不首尾」は、とりあえずうまくいかないことで体調も含めてうまくいっていないことです。
「不首尾」の言葉の使い方や使われ方
「不首尾」は、自分の思惑通りに行っていない場合に使用するか、周囲がうまくいってないと実感した場合使用します。
「不首尾」を使った例文
・『どうにも山田さんの持ってきた案は不首尾のようである』
この例は、山田さんが持ち込んだ案は、評判が悪いという例です。
「不首尾」はうまくいかないことですが、評判が悪いという解釈があり、この例は、評判が悪いと解釈します。
・『今は田中さんと会うのは、不首尾である』
この例は、田中さんと会うのは都合が悪いと述べているだけです。
「不首尾」は都合が悪いという意味があり、遠回しに都合が悪いと述べているのです。
例えば、田中さんと不倫関係にある場合、自分から、不倫をしていて都合が悪いというよりかは、不首尾といい都合が悪いと述べる方が遠回しに聞こえますので、この例は遠回しに言うためだけに、「不首尾」を使用しています。
まとめ
「不首尾」は、解釈の仕方次第で、都合が悪いことや評判が悪いことの他、始まり河終わりまですべてがうまくいかないという意味があります。
よって、使い方次第でどうとでもなるのが「不首尾」です。
例えば、不倫を遠回しに都合が悪いと述べるのも、「不首尾」で嫌いな人物に会いたくないことを述べる場合も、「不首尾」で言い方が悪いのですが、「不首尾」は自分の都合の悪い部分を遠回しに言いかえる際に機能し、どちらにもとらえることができるのです。
都合が悪い人である、会いたくない人である、存在そのものがうまくいかなくなる人だなど、どの言葉にもとれるが故使い勝手が良く、年配者の方は、「不首尾」という言葉を使用するのはこうしたどちらにも取れるマイナスの言葉であるが故、「不首尾」を使うのです。