「会話」と「対話」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「会話」と「対話」の違いとは?違い

この記事では、「会話」「対話」の違いを分かりやすく説明していきます。

「会話」とは?

2人以上の人が互いに話すことです。

また、その内容です。

言葉を交わすという意味合いの言葉で、問題を解決するため、合意に達するためといった意味は含まれていません。

夕飯時に家族で互いに話をする家庭は少なくないことでしょう。

今日学校でこんなことがあった、会社でこんなことがあったといった内容であったり、テレビでやっていることについてであったり、互いに言葉を交わし合うことがあります。

これを「会話」といいます。

この言葉には、話し合うときの雰囲気が、楽しいものなのか、そうでないのかという意味は含まれていません。

楽しい「会話」もあれば、楽しくない「会話」もあります。

趣味が同じもの同士で趣味についての話しをしているときは、楽しいことでしょう。

それに対し、人の悪口を言っているときには、あまり楽しい気分にはなりません。

このように「会話」の内容にはさまざまあり、楽しい場合もあれば、楽しくない場合もあります。


「会話」の使い方

2人以上が互いに言葉を伝えることを指して使用します。

一方的に何かを言うことではありません。

また、「これやって」など、一言だけいうことでもありません。

言葉がいくつか続く場合について、この言葉を使用します。


「対話」とは?

向かい合って2人が話し合うことです。

また、その話です。

複数のものが話し合うこともいいますが、この場合は意見や立場などが二派にわかれて話し合うことを指します。

「対」という漢字には、向き合う、二つで一組となるという意味があります。

このことからも「対話」という言葉には、向かい合って話す、2人で話すという意味であることがわかります。

話す内容は、互いの思っていることです。

テレビの内容やご近所さんのうわさなどを話すことを指して「対話」とはあまりいいません。

「対話」の使い方

2人で向き合って話すという意味で使用をします。

多数の人が集まって話す場合もいいますが、この場合は二派にわかれています。

また、人ではなく、遺影や物などと向き合って言葉を発することにも使用されます。

「会話」と「対話」の違い

どちらの言葉にも話すという意味が含まれていますが、同じことを指しているのではありません。

「対話」は2人出向き合って話すことです。

「会話」は2人の場合もあれば、それ以上のこともあり、また向き合っていると限りません。

「会話」の例文

・『会話の流れが読めない』
・『このごろ母とは会話をしていない』
・『会話を楽しむ』
・『家族で会話をする』

「対話」の例文

・『対話を進めている』
・『日本と米国が対話をする』
・『対話をする必要はないと考えている』
・『対話をするように促す』

まとめ

話すという意味を持つ2つの言葉ですが、何人で話すのか、話すときに向き合っているのかという点に違いがあります。

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