この記事では、「入れ歯」と「差し歯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入れ歯」とは?
「入れ歯」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「入れ歯」は「いれば」と読みます。
「入れ歯」には「抜けたり欠けたりした歯を補うために、人造の歯を入れること」という意味があります。
また「その人造の歯」を意味します。
「入れ歯」の別名は「義歯(ぎし)」となります。
甘いものを食べて、歯磨きを怠ったりすると、虫歯ができます。
虫歯を放置しておくと、範囲が広がり、歯が溶けてなくなってしまったり、抜けてしまったりします。
歯は食事をするために欠かせない場所で肉や野菜を?み切ったり、すりつぶして小さくしたりする役割があります。
歯がなくなると、満足な食事ができなくなり、健康を損なってしまうため、「入れ歯」を入れることになります。
歯の欠けた部分を補うため、数本の人造の歯を入れることを「部分入れ歯」と呼び、一本も歯がなくなった時に入れる場合は「総入れ歯」になります。
「差し歯」とは?
「差し歯」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「差し歯」は「さしば」と読みます。
虫歯などの治療をするために、歯を削ることがあります。
この時、削った歯にかぶせるもののことを「差し歯」と呼びます。
歯科医院では「クラウン」と呼ばれています。
虫歯になって治療をした場合でも、歯の根っこの部分が残ることがあります。
この時、歯の根に土台を入れて、その上にかぶせ物をかぶせる構造になっています。
「差し歯」に使われる材料は「レジン」と呼ばれる歯科専用のプラスチックや、セラミックなどがあります。
保険適用の「レジン」、保険適用外の「セラミック」は、見た目の美しさなどが違うため、「差し歯」を入れる人が悩むところです。
保険適用なら3000円程度の費用で済むところ、適用外になると10万円以上があたりまえになるため、悩みどころとなります。
「入れ歯」と「差し歯」の違い
「入れ歯」と「差し歯」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも虫歯になるなどして、歯を失ったときに使われるものです。
ただし、「入れ歯」は完全に歯がなくなった時に使うもので、「差し歯」は、歯の土台が残っている場合に使用されるもの、という違いがあります。
また「入れ歯」は自由に取り外しができるものですが、「差し歯」はセメントなどで固定するため、取り外しをすることはできない装置となっています。
また「入れ歯」は噛む力が正常な歯に比べて30パーセントほどになってしまうと言われていますが、「差し歯」の場合は、ほぼ正常な歯と変わらない程度の噛む力があります。
このように、「入れ歯」と「差し歯」には、大きな違いがありました。
まとめ
「入れ歯」と「差し歯」の違いについて見てきました。
視界に行ったとき、「入れ歯」または「差し歯」について説明された場合に、意味を取り違えることがなくなるのではないでしょうか。