「内弁慶」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「内弁慶」とは?意味と使い方

この記事では、三字熟語の「内弁慶」の意味を分かりやすく説明していきます。

「内弁慶」とは?意味

「内弁慶」の読みは「うちべんけい」で、「家の中では威張りちらすが、外へ出ると全く意気地がないこと、またそういう人」を意味する言葉です。


「内弁慶」の概要

「内弁慶」「内」「弁慶」の二つの言葉に分解する事が出来ます。

「内」とは「内側のことで、家の中」を指します。

また「弁慶」とは源義経(牛若丸)に従い、終生彼を護った「武蔵坊弁慶」のことです。

弁慶」は非常に強くて威勢の良さで有名な僧兵でした。

そこから「弁慶」「強くて威勢が良いことの代名詞や象徴」として使われているのです。

従って、「内弁慶」とは「家の中では弁慶のように強くて威勢が良いこと」指し、転じて「家の中では威張りちらすが、外へ出ると全く意気地がないこと、またそういう人」の意味となったのです。

ここで「家庭の中」で威張りちらかすと言えば、いわゆる「亭主関白」を思い浮かべるかも知れません。

しかし「内弁慶」「亭主関白」にのみ使われる言葉ではなく、外面が良い「鬼嫁」や、家の中では王様のように「わがままな子供」「内弁慶」と言える存在です。

また「内」「家庭の中」から、もう少し広く捉えて、身内的な「会社内などの組織の中」として使われることもあります。

例えば、『うちの課長は会社では威張り散らかしているけれど、お得意様との交渉となると全く意気地がなく、まさに内弁慶です』の様に使われることもあります。

さらに「内弁慶」は家の中や組織の中では「弁慶」であることの表現ですが、「内弁慶の外●●●●」とその後に外での様子をプラスした慣用句として表現されることもあります。

この慣用句としては「内弁慶の外地蔵」「内弁慶の外仏」「内弁慶の外すぼみ」などが挙げられます。

いずれも外では地蔵や仏のようにおとなしことや、そとでは弁慶の強さや威勢の良さがしぼんでいる状態などをプラスして表現された慣用句です。


「内弁慶」の言葉の使い方や使われ方

「内弁慶」の言葉は、以下の例文のように使われます。

・『夫は、家庭内では威厳ある父親ですが、会社等では借りてきた猫のようにおとなしいそうで、まさに内弁慶といえます』
・『女房は外面が良くお上品だと言われているようですが、家の中では夫である私や子供に当たりちらかします。妻こそ女内弁慶でしょう』
・『部長は部内では威張り散らかしていますが、取引先には言うべき事も言えない内弁慶です』

「内弁慶」の類語や言い換え

「内弁慶」の同義語には「陰弁慶」があります。

また内でのふるまいに焦点を当てると「亭主関白」「かかあ天下」が類語となり、さらに外でのふるまいに焦点を当てると、「引っ込み思案」「内気」 が類語となります。

まとめ

「内弁慶」とは、「家の中では威張りちらすが、外へ出ると全く意気地がないこと、またそういう人」を意味する言葉です。

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