「利点」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「利点」

この「利点」という言葉は、誰でも何度か見聞きしたことがあるでしょう。

一度意味が分かってしまえばとても便利に使える言葉なので、是非その意味と使い方をここでマスターしてしまいましょう。

こちらもよく使われる対義語の「欠点」と共に、それらを詳しく解説していきます。

「利点」の意味

利点とは、その対象の「有利な点」、またはそれによる「好都合な点」のことです。

例を挙げると、早朝にランニングする利点は何かと言われれば、「健康の維持」「運動不足の解消」などと言うことができます。

色々な対象に使える言葉で、更に例として、電車ではなくタクシーを利用する利点となると、”直接目的地の目の前に着ける”ことだと表現できます。

携帯電話を持つ利点なら、「(電波の届く範囲なら)どこでも電話や通信ができる」ことだと言えるでしょう。

ただ、これらの利点に対して、それぞれに逆の「欠点」が存在する場合もあるので、「利点」だけで物事を判断してはいけません。

例えば、タクシーの欠点は電車より料金が掛かることで、携帯電話の欠点となると、料金もさることながら、紛失してしまうと大変だという点などが挙げられます。

「利点」の言葉の使い方

利点は、上で挙げたような「欠点」と共に使われることも多い言葉です。

これにはこのような利点があるが、こういった欠点も存在するといった形で、この2つによって、それを行う(選択する)かどうかの物差しになるでしょう。

先のタクシーがいい例で、必ず座れるということもあり、電車を利用するより便利なのは間違いありませんが、その何倍のも料金が掛かってしまいます。

また、道路が渋滞しているとなかなか目的地まで到着できないことも欠点の1つで、それらも考慮した上で利用するかどうかを選ばなくてはいけません。

「利点」を使った例文・短文(解釈)

利点を使った例文や短文です。

色々な対象に使っているので、「利点」及び対義語の「欠点」の使い方がよく分かるでしょう。

「利点」の例文1

「それによる利点はよく分かったが、欠点についても説明して欲しい」

何かに対して、このように利点しか説明しないことはよくあると言っていいでしょう。

それは、欠点まで言ってしまうと、それを行わない(選択しない)可能性があるからです。

魅力的な利点だけに釣られず、欠点がありそうな時には、きちんとそれも聞いておきましょう。

「利点」の例文2

「機械式の腕時計の利点が今ひとつ分からない」

腕時計は、主に機械式とクォーツ式の2種類に分けられます。

後者は一般的な電池によって動く時計で、価格の安さや正確さが利点となっています。

それに対して機械式は、高額なことに加えて精度も悪く、遭えてこちらを選ぶ利点はないと考えてしまいがちですが、時計好きならではの魅力(手動で動いている点や内部の構造の面白さ)があると考えることができます。

「利点」は、必ずしも全ての人に対してという訳でなく、一部の人のみにある場合でも使えるということです。

「利点」の例文3

「利点が全くないだけでなく、欠点だらけということが分かった」

それには全く利点がなく、欠点しかないと言っている例文ですが、世の中にはそのような対象も少なからずあるもので、そうと分かれば行わない(選択しない)に限ります。

逆に、利点しかないというもの(こと)も無い訳ではありませんが、こちらにはあまり期待しない方がいいでしょう。

どんなに利点が多い思えても、それに隠れた何かしらの欠点が存在していることが少なくないからです。

「利点」の例文4

「ギャンブルの利点と聞かれてると、何も挙げられない気がする」

各種のギャンブル行為には、これと言える利点は無さそうですが、人によってはそれが「ストレスの解消」になる場合もあるので、全く無いという訳でもありません。

場合によっては高額なお金が手に入ることもあるので、それも利点だと言えるかも知れませんが、基本的に負ける(主催者側が勝つ)ようにできていることを忘れてはいけません。

よって、欠点の方が多いのは言うまでもないでしょう。

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