「前面に出す」と「全面に出す」の違いとは?分かりやすく解釈

「前面に出す」と「全面に出す」の違い違い

この記事では、「前面に出す」「全面に出す」の違いを分かりやすく説明していきます。

「前面に出す」とは?

「前面に出す(ぜんめんにだす)」とは、「前の方(表の面)に分かりやすく出すこと」「相手に見えるように前の方(表の面)に出すこと」を意味している表現です。

特に「前面に出す」という表現は、「感情・気持ち・主張などを相手に分かりやすく出す場合(示す場合)」に使われます。

例えば、「落ち込んでいる気持ちを前面に出していました」「怒りの感情を前面に出して怒鳴っていました」などの文章で使われます。


「全面に出す」とは?

「全面に出す(ぜんめんにだす)」とは、「すべての面に出すこと」「あらゆる方面から出すこと」を意味している表現です。

特に「ある人物・物品の特徴・雰囲気をすべての面から出す場合」に、「全面に出す」の言葉が使われます。

例えば、「高級車としての風格を全面に出したデザインです」「人柄の良さを全面に出していました」といった例文で使用できます。


「前面に出す」と「全面に出す」の違い!

「前面に出す」「全面に出す」の違いを、分かりやすく解説します。

「前面に出す」という表現は「感情(気持ち)・主張(意見)などを相手に分かるように前の面に出すこと」を意味していますが、「全面に出す」のほうは「特徴・特色・感じなどをすべての面に出すこと」を意味している違いを指摘できます。

そのため、「自分の主張を前面に出す」の表記が正しく、「自分の主張を全面に出す」は間違いになります。

逆にその人(物)の全体的な雰囲気がスマートな場合には、「スマートな雰囲気を全面に出す」のほうが「スマートな雰囲気を前面に出す」よりも適切な表現になる違いがあるのです。

まとめ

「前面に出す」「全面に出す」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「前面に出す」とは「感情・主張などを前の面(表の方)に分かりやすく出すこと」を意味していて、「全面に出す」「特徴・雰囲気などをすべての面(あらゆる方面)に出すこと」を意味している違いがあります。

「前面に出す」「全面に出す」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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