「取り合う」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「取り合う」について

「取り合う」という言葉を知っているでしょうか。

「取り合う」「とりあう」と読みます。

現在誰かと何かを「取り合う」経験をしている人がいるかもしれません。

一方で、「取り合う」という言葉の意味をまるで知らない人もいるでしょう。

そこで「取り合う」の意味や使い方を紹介します。

「取り合う」の意味とは

「取り合う」という言葉には、いくつかの意味があります。

まず「手と手を握る」という意味があり、「手と手を取り合い、喜んだ」という定型句があります。

さらに「争って取る」「奪い合う」という意味もあります。

「陣地を取り合う」「点数を取り合う」「恋人を取り合う」など、様々な使い方をされます。

また「取り合わない」という言葉で、「まともに相手にしない」という意味があります。

このように「取り合う」にはいくつかの意味があります。

「取り合う」の言葉の使い方

「取り合う」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。

まずスポーツのような点数を奪い合うゲームをする時に「取り合う」という言葉を使ってみましょう。

野球やサッカー、テニスなどは点数を「取り合い」勝敗を付けます。

また恋愛の場面では、一人の異性を複数の人が付き合いたいと思う時、「取り合い」という言葉を使います。

また目の前にいる人の手を、お互いが握ってしまうような場面で「取り合う」という言葉を使ってみましょう。

嬉しい時、ドキドキする時などに、手を「取り合う」機会が来るかもしれません。

「取り合う」を使った例文

「取り合う」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「取り合う」を使った文章を紹介します。

「取り合う」の例文1

「一人の女性を二人の男性が『取り合う』事になった」

恋愛の場面では、複数の人が魅力的な一人の異性を奪い合う事があります。

この例文は恋愛シーンでの「取り合う」を使った典型的な文章と言えるでしょう。

「取り合う」の例文2

「受験に合格し、親子で手と手を『取り合い』喜んだ」

この例文は、受験に合格した子供と、その親が、お互いの手を握って喜んでいる様子を描いたものです。

嬉しすぎると、お互いがお互いの手を握るようなドラマチックな展開になります。

「取り合う」の例文3

「私の親は、アイドルになりたいという私の夢を『取り合って』くれない」

この例文に登場する女性は、アイドルになりたいという夢があるようです。

しかし両親は、この女性の話をまともに聞いてくれません。

このようにまともに話を聞かない様子を「取り合わない」という言葉で表現する事ができます。

「取り合う」の英語と解釈

「取り合う」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。

まず「奪い合う」という意味での「取り合う」“scramble”(スクランブル)になります。

“scramble”には「奪い合う」「取り合う」という意味があります。

また「手と手を握り合う」という意味での「取り合う」“take each other’s”(テイクイーチアザーズ)になります。

このように、「取り合う」は意味ごとに違った英語で表現する事ができます。

「取り合う」の類語や類義表現

最後に「取り合う」の類語や類義表現を紹介します。

似た意味の言葉を知る事で、「取り合う」の意味がより深く理解できるようになるでしょう。

「競り合う」

「競り合う」は、「競争して奪い合う」という意味がある言葉です。

スポーツの場面や、勉強のシーン、ビジネスシーンなどで登場する言葉です。

「奪い合う」という意味での「取り合う」とよく似ている言葉です。

「握手」

「握手」「お互いの手のひらを握る事」「手を握り、相手に好意を示す事」などの意味があります。

「握手」をする事で、敵意がない事、社会マナーがある事などを伝える事ができます。

「お互いの手を握る」という意味での「取り合う」に似ている言葉です。

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