この記事では、「塩対応」の意味を分かりやすく説明していきます。
「塩対応」とは?意味
相手に、素っ気ない態度をされたり冷淡で愛想がない対応をされることです。
大抵の場合は自分が相手に対して好意を持って接する場面で、思いがけず相手に冷たいと受け取れるような対応をされる場面に使います。
「塩対応」の概要
この言葉はまず、会いに行けるアイドルと言われていたAKBのメンバーの中の一人の握手会の対応がとても冷淡で笑顔がないものだったため、そこから生まれた言葉だと言われています。
「塩対応」という言葉が使われた語源は説が2つあります。
1つ目は、“そっけない”という言葉が崩れて、しよっけない~しおっけない~塩対応というようになったという説です。
2つ目は“しょっぱい”という言葉には、困惑・嫌悪などの気持ちで顔をしかめる様子という意味もあります。
その意味が拾われて、塩辛いのしょっぱいを合わせた言葉という説があります。
また塩対応をされたからといって、相手が自分に対して嫌悪感を抱いているというわけではありません。
多くの場合、塩対応する人は平等に誰にでも塩対応しています。
塩対応する理由は人それぞれですが、例えば人見知りで緊張してあまり笑うことができないという理由です。
また、中には自分は愛想を振りまいたりする性格ではないので、塩対応を認めつつも態度を変えないでいる有名人もいます。
また対義語として「神対応」や「砂糖対応」という言葉もあります。
神対応は、自分の望んでいる対応、もしくはそれ以上の対応をしてくれる事です。
砂糖対応はとにかく優しくて、甘い笑顔が多い対応をしてくれることです。
「塩対応」の言葉の使い方や使われ方
主に握手会など、ファンと触れ合う機会が多い歌手やアイドルに対して使うことが多いです。
好きなアイドルなどの握手会に並んで、思ったより冷静に対応され、笑顔も少なかったりすると“今日は塩対応だったなぁ”と使い落胆したりします。
また、最近では有名人だけではなくレストランの店員だったり接客をしてくれる相手に対しても、思ったより冷たい印象の接客を受けた場合に“あの店員は塩対応だな”と使ったりもします。
また、友人に対しても冷たい返事などが来た場合、“塩対応だね”と冗談ぽくいうこともあります。
いろいろな人に対して使うことができる言葉です。
「塩対応」の類語や言いかえ
類義語としては、素っ気ないや、愛想がない、という意味が近いです。
しかし「塩対応」には相手が対応しなければいけないような状態である場面が多いです。
まとめ
塩対応という言葉を説明しましたが、この言葉は多少相手がっかりした気持ちになるため、ネガティブな言葉として使われることが多いです。
しかし、いろいろな性格の人がいるなかで、対応が人それぞれなのは当然です。
相手に対して塩対応という言葉を使う人も、相手を受け入れる心の広さが持つことが大事です。