「天邪鬼」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「天邪鬼」

天邪鬼という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

昔話やおとぎ話で聞いたことがあるという人もいれば、日常会話において「あの人は天邪鬼だね」などと聞いたことがあるという人もいるかもしれませんね。

ここでは天邪鬼という言葉の意味について紹介します。

「天邪鬼」の意味

天邪鬼という言葉はもともと民話などに出てくる小鬼をさしていました。

その小鬼は非常にいたずら好きで、人の意見とは真逆なことをして遊んでいたと言われています。

昔話の「瓜子姫」にも天邪鬼が登場しますね。

他の人が右と言えば自分は左、といったことを楽しんでおり、現代では「多数派の意見に逆らう人」「素直ではない人」を指すようになりました。

そのような人を天邪鬼と呼ぶのです。

「天邪鬼」の言葉の使い方

天邪鬼という言葉はひねくれている、素直ではない、他の人と違うことをいう、という人を指しています。

そのため、張本人に対して「あなたは天邪鬼だ」などという事は滅多にありません。

しかし、第三者として「あの人は天邪鬼だよね」という事はよくあります。

特にボーイフレンドと付き合っている女性に対して「彼女は天邪鬼だね」ということがあります。

「天邪鬼」を使った例文・短文(解釈)

それならば、天邪鬼という言葉を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは天邪鬼という言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「天邪鬼」の例文1

「僕の彼女は本当に天邪鬼で、やりたい事と逆のことをいうから厄介だよ」

彼氏と付き合っている女性が彼氏に対し、素直になれないという事は珍しくありません。

素直になれないどころか全然違うことを言ってしまい、彼氏を困らせることもあるかもしれませんね。

本当はこうして欲しいのにそれが正直に言えないからああ欲しいと嘘を言ってしまったり、自分が思っている事とは全く違うことを言ってしまったり、ということもあるかもしれません。

そのため、ボーイフレンドから嫌がられてしまうこともあります。

女性は素直になりたいものです。

「天邪鬼」の例文2

「私の担任の先生はかなり天邪鬼なんだよね。 本当は嬉しいのに正直に嬉しいって言えないんだよ」

これは少々可愛らしいニュアンスを持ちますが、本当は嬉しいのにもかかわらず正直に嬉しいと言えず、つい顔を赤くして俺が言えない、全く違う話を始めてしまう、という人も天邪鬼だと言えるでしょう。

もちろん、この場合は生徒たちが先生は天邪鬼であるということを知っているために可愛らしい印象をもたらしてくれますが、一般的に本当は嬉しいのに嬉しいと言えなかったら、人間関係にも影響を与えてしまうかもしれません。

そのため、出来る限り素直になることが大切です。

「天邪鬼」の例文3

「あそこの家の子は本当に天邪鬼で、うちの子と遊んでいる時も全然素直じゃないんだよ」

子供の中にも天邪鬼な子供がいますよね。

他の子供たちがかくれんぼをしたいと言っているのに敢えて鬼ごっこがしたいと言ってみるなど、大多数の意見と全然違うことを言い出す子供もいるのではないでしょうか。

幼い子供がこのような言動をする場合、多くの理由は関心を集めたいからということになります。

他の人から見て欲しくて敢えて違う意見をいうのです。

このような傾向は大きくなってからも出やすいと言われています。

「天邪鬼」の例文4

「昔話にはよく天邪鬼が出てくるよね。 大体主人公を懲らしめる悪い役なんだ」

日本でよく知られている昔話には天邪鬼に値する悪いキャラクターたちがたくさん出てきます。

素直になれずに人を茶化す、他の人とは違う行いをする、といったキャラクターたちは日本の民話から切っても切り離せません。

特に瓜子姫に出てくる天邪鬼というキャラクターは有名ですから、この物語で天邪鬼という名前を知ったという人も多いのではないでしょうか。

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