「好き」と「想う」の違いとは?分かりやすく解釈

「好き」と「想う」の違い違い

この記事では、「好き」「想う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「好き」とは?

「好き」「すき」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「気に入って心が引かれること」という意味で、気に入ってそれがいい、その様にしたいと思うことを言います。

2つ目は「あるものごとに偏って気に入ること」という意味で、他の人が興味を持たないことに引かれる様子を言います。

3つ目は「自分の思うままにふるまうこと」という意味で、自分のやりたい様にすることを言います。

上記に共通するのは「自分で良いと思う」という意味です。


「好き」の使い方

「好き」「気に入って心が引かれること」「あるものごとに偏って気に入ること」「自分の思うままにふるまうこと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「好きだ・である」と使われたり、形容詞として「好きな」と使われたり、副詞として「好きに」と使われたりします。

基本的に、対象となる人や物、ものごとが気に入り、常にそれを求める傾向がある様子に使われます。


「想う」とは?

「想う」「おもう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「相手を慕う」という意味で、対象となる人やものごとに対して愛着を持つことを言います。

2つ目は「相手に恋して心に置く」という意味で、相手に恋愛感情を持ち、常にその人のことを気にかける様子を言います。

上記に共通するのは「心に置く」という意味です。

「想う」の使い方

「想う」「相手を慕う」「相手に恋して心に置く」という意味で使われます。

動詞として「想う・想った」と使われたり、副詞として「想って」と使われたり、名詞形は「想い」になります。

「想う」「思う」と同義語ですが、「思う」「頭の中に浮かぶ主観的な気持ち」を表し、「想う」「人や物に対する特別な感情」を表します。

基本的に、対象となる物や人、ものごとに対して愛着を持ち、常に心に置く様子に使われる言葉です。

「好き」と「想う」の違い

「好き」「対象となる人や物、ものごとが気に入り、常にそれを求める傾向がある様子」という意味です。

「想う」「対象となる物や人、ものごとに対して愛情を持ち、常に心に置く様子」という意味です。

「好き」の例文

・『彼は自分の好きな道を選んで成功した』

・『彼女には学生時代から好きな人がいる』

・『グループの中で一番地味な人が推しとは好き者だよ』

・『彼女は常に好き勝手にふるまっているので距離を置きたい』

「想う」の例文

・『故郷は遠きにありて想うものと実感する』

・『お気持ちはありがたいのですが、私には心に想う人がいます』

・『遠距離恋愛なのでいつも彼のことを想っています』

・『毎晩彼のことを想って眠りに就く』

まとめ

今回は「好き」「想う」について紹介しました。

「好き」「気に入って求める」「想う」「愛着を持って心に置く」と覚えておきましょう。

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