「安堵の色」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「安堵の色」とは?意味と使い方

この記事では、「安堵の色」の意味を分かりやすく説明していきます。

「安堵の色」とは?意味

気がかりなことが取り除かれて、安心したような表情を見せることです。

「安堵」には、気がかりなことがなくなって安心するという意味があります。

たとえば、子どもが事故にあって救急車で搬送されたということを、仕事をしているときに電話で聞いたとします。

そのとき、「子どもは無事だろうか」など気がかりになることでしょう。

その後、病院に行って実際に子どもの姿をみて元気なことがわかると、ほっと安心できるはずです。

気がかりなことが取り除かれたのです。

このような状態が「安堵」です。

「色」には、赤色、青色などの光の波長の違いによって感覚器官が感じるものという意味の他に、表情としての顔色という意味もあります。

「安堵の色」は、顔が赤くなるとか青くなるとかのことではなく、表情のことを指しています。

安心したような表情のことです。


「安堵の色」の概要

「安堵」「堵」には、「垣」を意味しています。

垣とは、家や庭の区切りを作るための囲いのことです。

竹や樹木などで作ることが多いです。

「安堵」は、垣の内側で安心して暮らすことから転じた言葉です。

垣の内側にいれば外側からの脅威に怯えることはないでしょう。

垣の外に出れば、交通事故に遭うかもしれないし、犯罪にあうかもしれないし、いじめを受けるかもしれません。

しかし、垣の中の家で暮らしていれば、誰かとかかわることはなく、交通事故などの心配はありません。

安心して暮らせるのです。

「安堵の色」「安堵」は、常に安心していられる状態という意味ではなく、気がかりなことが取り除かれて安心するという意味です。

たとえば、船が沈没しそうだったけれど、救出隊が出動して間に合い、被害者が出なかったといったとき、被害者が出るかもしれないという気がかりなことが取り除かれて安心できます。

そういったときに浮かべる表情が「安堵の色」です。


「安堵の色」の言葉の使い方や使われ方

安心した表情を指して使用します。

何か気がかりになるようなことがあって、それが取り除かれた後に浮かべる表情をいいます。

常に安心していて、常に安心したような顔をしている、といったことには使用しません。

「安堵の色」の類語や言いかえ

「安堵」の類語は「安心」ですが、「安心の色」とはいいません。

安心という言葉を使って「安堵の色」と似たような言葉にするとしたら、「安心した表情」になります。

「胸をなで下ろす」も似たような意味を持っています。

心配事がなくなって、ほっと安心するさまを表しています。

安心したとき、自然と胸をさすることがあると思います。

そのようなときのことです。

まとめ

色というと、赤色や青色など感覚器官が認識する色を思い浮かべ、「安堵の色」と何色だろうと思うことでしょう。

しかし、この色とは赤色などのことではなく、表情を指しています。

「安堵の色」とは、気がかりなことがなくなって安心したような表情のことです。

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