「応援」と「声援」の違いとは?分かりやすく解釈

「応援」と「声援」の違い違い

この記事では、「応援」「声援」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応援」とは?

「応援」には2つの意味があります。

一つは、力を貸して助けること、またその助けです。

直接何かをすることも、間接的なことも含まれます。

選挙のことで考えてみます。

選挙が近くなると、立候補者が街中で演説をすることがあります。

このとき、本人以外の人が演説をすることもあります。

この人がやっていることは「応援演説」です。

立候補者に力を貸すつもりで演説を行っています。

議員のポスターが街中に貼られていることがあります。

本人自ら貼ることもあれば、別の人が貼ることもあるでしょう。

別の人が貼る場合、この人は議員に対して力を貸していることになります。

この行為が「応援」です。

もう一つの意味は、競技や試合などで選手やチームに拍手を送ったり、声をかけたりして、励ますことです。

箱根駅伝の様子がテレビで伝えられます。

そのとき、選手だけでなく沿道の人たちもカメラに映し出されます。

この人たちは、旗を振ったり、声をかけたりしています。

この沿道の人がやっていることが「応援」です。


「応援」の使い方

力を貸すという意味や、拍手や声によって選手やチームを励ますという意味で使用をします。

力を貸す意味では、さまざまな場面で使用されています。

選手やチームを励ますという意味では、競技や試合に関して使われることが多いです。


「声援」とは?

競技や試合で、声を出して選手やチームを励ますことです。

励まし方が声を出すことによります。

運動会で子供たちが走るとき、見ている子供や親たちが「がんばれ」など声をかけることがあります。

この行為が「声援」です。

ボクシングの試合では、選手が入場するときや戦っているときに観客が励ますような声を出しています。

この行為も「声援」です。

「声援」の使い方

声を出して励ますことを指して使用する言葉です。

競技や試合に関することで使われることが多くあります。

「応援」と「声援」の違い

競技や試合で、声を出して選手やチームを励ますという意味が同じです。

「応援」の場合は、拍手をして励ますことも含まれます。

似たような意味ですが、置き換えられないことがあります。

たとえば、「応援団」とはいいますが「声援団」はあまり聞きません。

また、「応援」には力を貸して助けるという意味がありますが、「声援」にはこの意味はありません。

「応援」の例文

・『レースに出場する子供たちを応援する』
・『選手を応援する』
・『一生懸命に応援する』
・『応援の練習をする』

「声援」の例文

・『たくさんの声援』
・『声援を送る』
・『声援が聞こえた』
・『声援に励まされる』

まとめ

競技や試合で声を出して選手やチームを励ますという意味が同じです。

「声援」は声によって励ますことだけを指していますが、「応援」は拍手によっても励ますことを指している点が違います。

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